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Aは話すうちにシルクの方を向けず、うつむいてしまった。

シルク「だからと言ってお前がグループ辞める理由にはなりにくいだろうよ。まあ、マサイかモトキか、どっちかと付き合うとか、結婚するとかでやめるんならわかるけど。」

Aはいきなりの結婚話に思わずぎょっとした。

A「シルク、今のところ、そんなことはない・・・とは思うんだけど・・・。結婚までは意識してない」

シルク「例えばの話だよ。まあ、動画上ではいたって普通だし、マサイは時々オレに相談してくるしな。モトキは・・・わからんが。今のところは気をもむ程度で、なんら変わりないから、すぐに辞めなくてもいいんじゃね?」

Aはどこか腑に落ちない感じなする。「でも・・・」と愚痴ってしまいそうになる。

シルク「みんなさ、おまえらがうまくいくように気にしてんだよ。多分な、お前がマサイと付き合おうが、モトキと付き合おうが、それなりの覚悟をしてるってこと。だから、悩むだけ悩んで答えだせばいいと思うぞ」

Aはシルクの言葉にちょっと安心しつつも、ジトっとシルクの顔を見る。

A「どっちかと付き合うってなったら、ちゃんと言おうって思ってるよ。けど、残されたもう片方の気持ち考えると、なんかね。『フラれた上に、友達の彼女』ってことでしょ?やるせないじゃない」

そういうと、二人は苦笑いをお互い向ける。すると、瞬間、シルクの表情が真剣になる

シルク「じゃ、聞くけど、お前、どっちと付き合うの?」

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作者名:danchan | 作成日時:2020年10月2日 21時

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