【APヘタリア】あいつらマジうぜえ2

50話 ページ9

「誰のおかげで食っていけると思ってんのよ！感謝の気持ちって物が無いんだよ！！」

「うっざいなぁ、食っていけるのは篠上家の財産のお陰だし、アンタこそ篠上家の後ろ盾で生きてんだから感謝しなよ寄生虫ババア」

「何ですって！！？」


うっせぇ………。


「今日は帰ってくんじゃないよ！！」

「何でも叩き出しゃいいってもんじゃねーぞ整形ババア！！」


扉が勢いよく閉められる。


「あーくっそ………」


だから金ぐらい支給して下さいって。

しゃーね、コンビニ巡りでもするか。


「あれ？Aちゃん？」


「い、イヴァン先輩………？」


「何でこんな所にいるの？もう遅いよ？」

「えーっと、それはですね………」

「流石にこんな時間に女の子1人は危ないよ」


ってもなぁ…………。




「…………もしかして帰れないとか？」



「……………ぅう……」



「だったらうちに来ない？」

へ？

「うち今誰もいないからさ」

「い、……っや、それは流石に駄目でしょう……」

「何で？」

何で？って、

夜遅くに男先輩の家に泊まるとか！！

普通におかしいですからッ！！


「でもAちゃんあてないんでしょ？」

「そう………ですけど……」

「大丈夫だよ、何もしないから」


何かしたら大問題ですよ！！

「ホントに何もしないよ、ただAちゃんとお喋りしたいなー、と思って」

「部室で十分してるじゃないですか………」



………ええ、拒否権とか無いですよね。思えば初めからそうでしたね。


「ほらっ、行こ行こ！」

「………はあ」

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