【APヘタリア】あいつらマジうぜえ2

59話 ページ18

「どうしてこんなところにいるの？」

「えーっと………ちょっと色々ありまして…」

「イヴァンさんが心配してたよ、『AちゃんにL〇NE3000件ぐらい送っても全然こない』って」

ストーカーかあの人。

携帯壊れてて良かった。

ていうかそれで使いっパシリにされるトーリスさんて………


「………トーリスさん、って………マゾなんですか？」

「そんなわけないでしょ！！？」


だってなんか……………なんかさ、


「…………昔さ、俺と友達とで喧嘩に巻き込まれてた事があるんだ」

ん？

「で、そこに居たのがイヴァンさん」

うわあああ…………


「で、まあ………凄いボッコボコにされたんだよ」

うん、やりそう。イヴァン先輩やりそう。

「それから………まあ色々あったんだよ。でも、そういう時には、イヴァンさんは助けてくれたんだ」

気付いて、ソレ諸悪の根源イヴァン先輩。


「それに俺はあの人の隣に立つような柄じゃないから」

根っからの下僕気質ですもんね。

「………でもトーリスさんって、ナターリヤちゃんのこと好」

「えっ？ちょっ！なんで知ってるの！？」


真っ赤になるトーリスさん。

うお、何だコレ可愛いじゃないか。

「や、ていうか……見てたら誰でも解ります」

「ホント！？」

「いいんじゃないですか？ある意味似合ってると思いますよ？(意味深)」

「括弧の中の真意が知りたいね」

「さあどうでしょう？」


世の中知らない方が幸せな事もあるんですよ。

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