【APヘタリア】あいつらマジうぜえ2

53話 ページ12

それからイヴァン先輩とは結構親しくなった。

というか、追い出されてランさんもいない時殆どイヴァン先輩の家に泊まってたというか………………


時々ナターリヤちゃんと話したり

お姉さんと料理したり、

結構楽しかったよ。


もういっそそこで住めればいいのにとか思ったりね。

まあ無理なのわかってるけど。

だからそれで十分だった。


けど、


中学校二回目の夏休み。


「ねぇ、知ってる？隣町の中学校で飛び降りがあったんだって！」

友人がそんなことを言ってた。

「ふーん………」

「随分反応うっすいねー」

「たかが一人が死のうが死ぬまいがどうせ世界は何も変わらないって事よ」


現に私が居なくなっても叔母さんが喜ぶだけだし。

「何その考え。私はあんたが居なくなったら悲しむよ？一応」

「一応かよ」


ハハ、ジョークレベルの低い友人だ。

「ぶち殴るわよ。あ、じゃバイバイまたね」

「おー、殴られるのは勘弁。じゃーね」





※




「…………叔母さん？」

「何してるのよ、早く乗って」

「え？でも………」

「今日から夏休みでしょ？つべこべ言わずに乗りなさい」


どうしてこうも私には拒否権というものが無いんだろうね。

そんな訳で叔母さんと別荘に行く事になった。

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