～最後の花火～【daiki×kei 】2 (ページ8)

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story　＃　56　　大貴×光　１ページ8

「ゆき！！・・

　大丈夫なのか？！」

ゆきの家の前に大ちゃんが待っていた

「・・・だい・・じょうぶ・・」

「・・・光・・悪かったな・・

　伊野ちゃんから聞いてびっくりした

　ゆき・・なんで・・？」

「・・・ごめんっ・・まだ・・

　めまいがするの・・休ませて・・」

「・・・わかった・・」

俺の顔を一度も見ようとしないゆきに

戸惑いながらも引き止めることは
　できなかった・・

「・・・大ちゃん・・

　話が・・ある・・ちょっといい？」

「・・・あぁ・・・」

光のいつもとは違う真剣な顔に
　なにかあったのだとわかった

「・・・伊野ちゃんは・・

　なんて・・言ってた・・？」

「・・えっ・・ゆきが貧血で倒れて

　俺と連絡がつかないからかわりに
　
　光が迎えに来てくれたって・・・」

・

・

・

「・・・そっか・・ゆきは・・

　どうして・・伊野ちゃんの大学に

　行ったと・・思う・・？」

「・・・それは・・伊野ちゃんに

　用事が・・あったんじゃ・・

　えっ・・まさか・・っ？！」

「・・・そうだよ・・・
　
　ゆきが・・会いに行ったのは

　A・・だよ・・」

「・・どうして・・ゆきが

　 Aに・・。？！」

「それは・・大ちゃんが・・

　一番わかってるんじゃない？」

光の言葉にあの日のAの顔が浮かぶ

・

・

・

俺が・・ゆきを・・追い詰めた・・
　