～最後の花火～【daiki×kei 】2 (ページ7)

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story　＃　55　　光×ゆきページ7

大学からの帰り道

電車の中重い沈黙が流れた

「・・・光・・ごめんね・・」

「それはさっき聞いた(笑)

　驚いたけど・・たいしたこと

　なくて・・・良かった・・」

・

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・

・

・

電車から降りるとゆきは
　１人で先を歩き出した

「ゆき・・？大丈夫か？」

「・・・どうしてっ・・・

　なにも聞かないの・・？

　私が・・何をしにいったのか・・」

「無理に話さなくて・・いい

　ただ・・無茶だけは・・

　しないでくれ・・」

「優しすぎだよ・・光・・

　私っ・・最低なの・・

　Aちゃんにひどいこと・・

　でも・・それでもっ・・」

「ゆきは・・最低なんかじゃない！

　ゆきだって・・傷ついてる

　そう・・・だろっ・・」

「・・光・・どうしたらいい？

　大ちゃんが・・・私のこと

　妹みたいにしか思ってないの

　わかってる・・でもっ・・

　・・・好きなの・・・っ・・」

「・・・大丈夫だよ・・(笑)

　Aには・・伊野ちゃんがいる

　伊野ちゃんは本気でAのこと

　大切に思ってる・・あの二人は

　別れないよ・・・絶対・・・」

俺にすがるように
　泣き続ける・・ゆき

俺が・・絶対に・・させない・・

ゆきが悲しむ顔は・・・見たくないんだ

俺は・・・

ゆきを抱きしめる手に力をこめた

　