～最後の花火～【daiki×kei 】2 (ページ11)

今日:8 hit、昨日:0 hit、合計:10,820 hit

story　＃　59 ページ11

「・・・宏太がね・・

　心配してた・・・慧くんが

　無理してるって・・・」

「・・・慧が・・？」

「いつもと同じようにしてるけど

時折見せる表情が・・何かを抱えてる

　みたいで・・・苦しそうだって」

「・・・・っ・・・・」

ごめん・・慧・・慧の優しさに
　甘えて逃げるだけで・・

「本当はAに本当のこと

　聞きたいのに・・聞けなくて

　不安なんじゃないかな・・・」

「・・・真奈っ・・・」

「慧くんに・・自分の気持ち

　ちゃんと言葉にして伝えなくちゃ

　Aのこと・・本当に大切に

　思ってるのすごくわかるよ・・・」

「真奈～！！こっち～♪ 」

「宏太♪・・・行こっA 」

「 Aちゃん♪久しぶり(笑)

　元気だった？俺に会えなくて

　寂しかった・・とか？(笑) 」

「薮・・彼女の前で堂々と

　Aに何言ってんの？」

「宏太・・・ひどい！(笑) 」

「いつもの挨拶だよ(笑)
　
　好きなのは真奈だけだよ・・」

「／／／宏太～♪ 」

「・・・何・・この茶番・・

A・・あっちいこう・・」

「あ～(笑)待って！！

　ごめん・・ちょっとふざけすぎた

　で・・どうかな？Aちゃん」

「・・・へっ・・・」

「旅行の話・・真奈から聞いた？」

「・・・うん・・」

一瞬不安そうな顔をした・・慧
　でも直ぐにいつもの笑顔にもどる

「俺は・・Aに任せるよ・・

もし乗る気じゃないなら・・

　二人に無理に付き合わなくて(笑) 」

「伊野尾・・おまえひどい・・」

ごめんね・・慧・・そうやって
　いつも私を・・

もう・・逃げない・・ちゃんと

慧に・・今までのこと・・
　ちゃんと話すから

私に話すチャンスをください・・

・

・

・

・

「私・・・行きたい・・

　旅行一緒に・・行きたい♪ 」