story ＃ 49 〜19歳の冬〜 ページ1
季節が変わり今年も
もう終わりをつげようとしていた
慧はあの日・・きっと
気づいたはずなのに
何も聞いては来なかった
「 俺は・・Aのことが
好き・・なんだ・・・ 」
そう大貴君に言われた言葉が・・
声が・・私の中から消えてくれない
私の気持ちの整理がつくまで
待っていてくれた・・慧
これ以上慧を傷つけたくないのに
私は・・どうしたらいい・・？
「 A！ごめんっ・・今日・・
一緒に帰れなくなっちゃった 」
「 ・・・そっか・・わかった 」
「 教授に手伝い頼まれちゃって
本当にごめんな・・A・・
気をつけて帰るんだぞ(笑) 」
「 わかってる・・(笑) 」
今までと変わらずにいてくれる
慧の姿に胸が苦しかった
講義が終わりひとり歩く
「 ・・・Aちゃん！・・」
・・・えっ・・・
「 ・・・ゆきさん・・？ 」
急に名前を呼ばれ視線を向けると
門の前に立つゆきさんが見えた
「 ・・突然ごめんねっ・・
ちょっとだけ・・話・・
出来ないかな・・・ 」
突然あらわれたゆきさんに
私はただ・・うなずくことしか
出来なかった・・・
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SayamaRon(プロフ) - とっても面白かったです！ 切なくてキュンキュンで…。早く続編が読みたいです(＞＜) (2019年1月1日 23時) (
レス) id: 9a94ef1b70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：オム白米♪ | 作成日時：2015年12月27日 23時
