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(彼女side)
仕事終わってLINE入れたけど、既読にならず
スーパーで惣菜見ながら電話かけるも出ないし…
ホテルに着いてまた電話…出ないし…
そろそろ心配になってきた…
一応部屋の前まで行ってまた電話…
"あっ、出た"
「部屋の前」って言ったら
少しして扉が空いて
「ごめん…。」って。
何かその顔みたら少しくらい文句言ってやろうって気もうせちゃった。
寝ぼけ眼で少し寝癖のついた頭をかきながら申し訳なさそうな顔で出てくるから
だって……昨日まであんなに頑張ってたの知ってるから…
「おつかれ…。」
それしか言えなかった。
むしろギュって抱き締めてあげたいくらいだった。
二人で窮屈なソファーに座りながら買ってきたお惣菜を食べる。
今日は珍しく祐くんが饒舌でW杯中の試合の話から有志の話も…時には楽しそうに、時には悔しさを滲ませながらたくさん話してくれて…祐くんの思いを共有できてるみたいで嬉しくなる。
話の切りが良いところでお風呂入って、出てきて一緒に歯を磨く…隣で磨くその姿をみているとなんだか少し笑っちゃう…。
昨日までの闘志溢れる姿が嘘みたいにふんわりとした空気を纏ってる…。
私といることで気が抜けてくれるなら嬉しく思う。
そのまま二人でベッドに転がりまた話始める…。
「ねぇ、一個聞いて良いかな？」
「なに？」
「強くならなきゃとか、頑張ることに苦しくなったりしない？大丈夫？」
「…正直昔より苦しいと思うこともあるよ。昔はさ、バレーボールしているだけで毎日が楽しかったから。でもさ、結構この数年でさ怪我して試合出れなかったり…、イタリアでレギュラーとれないこともあったし…、何よりも…試合で勝てなきゃ楽しくないって知ったし。だから、強くなるために頑張ることは苦痛ではないんだと思う。」
「…うん。祐くんは凄いね…。今大会の祐くん見てて、明かにさ、チームの支柱で…。全てを背負ってそうに見えたから。凄く身の程知らずかもしれないけど…心配だった。ホントにおこがましくてごめん…。」
「…ありがとう。…今回のチームはさ、みんな同じ思いで挑むことができたから、そこまで辛くはなかったけど…、やっぱり…いつもより気が張ってる分…疲れたかな…。」
「……。」
「あのさ…、俺も言いたいことがあって…。」
ひょいってベッドから降りて何か持ってきた。
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tomo1211(プロフ) - kazukiさん» ありがとうございます。ドキドキしてもらえて嬉しいです！ 自分でR指定ギリギリ攻めると言ったわりにはイマイチの出来になってしまったかもしれませんが…、これからも飽きさせないよう頑張るのでよろしくお願いします。 (2019年11月27日 23時) (
レス) id: 0b278f186c (このIDを非表示/違反報告)
kazuki(プロフ) - こんにちは！ いつもドキドキしながら読ませて頂いてます！ tomo1211さんの作品どれも読ませて頂いているのですがR指定番外編含めどの作品も大好きです！ これからも更新楽しみにしております！頑張ってください(^^) (2019年11月27日 11時) (レス) id: 85bff645e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：tomo1211
| 作成日時：2019年11月20日 16時
