フェチズム

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それから３週間後、Aちゃんじゃなくて
今年働きはじめたという女の子が来た…。

Aちゃんも、今回の件についてはかなり堪えているようだったし。

俺があいつに喧嘩うっちゃったからな…。

"ホントにあの男は嫌いだ"


しかもその子は仕事の話というよりかは、俺について興味津々って感じで、ボディタッチも多いし、やりにくい…。面倒くさい。

普段の仕事に対するAちゃんの真面目さや一生懸命さがよく分かる…。

早くAちゃんに会いたい…。


俺もそこまで黙ってられる奴じゃないからね…。

監督にだって意見するくらい、きちんと言うことは言うタイプ。

このままだとプライベートだけじゃなくて、せっかく今シーズンスタメンに定着したのにバレーボールにも支障出るし、それだけは許せない。

今回の件で怒りが頂点に達した俺は、

Aちゃんから、奴のさらに上司の連絡先確保して、ダイレクトメールを送らせてもらった。簡単に言えば『このままだとプレーに支障をきたすので担当を戻して欲しい』的な内容で。

Aちゃんは、俺が何をしでかすか凄く心配していたが、後々、この事を知って「成る程この手があったか…」って妙に納得していた。

そのお陰で、思ったより早く担当がまたAちゃんに戻り、近々こっちに来てくれることになった。

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