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(彼女side)
"あれ？ここは？"
目を覚まし、辺りを見渡して頭を悩ませる…。
ふと、掛かっていた毛布から心地良い匂いがすることに気付く。
鼻を埋めスーハー深呼吸する。
「あっ、起きたの？」と冷めた表情で見つめる青年と目があった。
バッと立ち上がって、
「あの、すみません。ここはどこでしょうか？何故私はここにいるんでしょうか？」
「何も覚えてないの？」とため息混じりに言われた…。
「すみません…。」
「まぁいいや、一回風呂入ってくれば？」
「え？」と真っ赤になれば
「いや、違っ。そういう意味ではなく…、単に髪とかぐちゃぐちゃでヤバいから！」と逆に真っ赤になりあたふたと答える彼。
不謹慎にもちょっと可愛いと思ってしまった…
「んじゃお言葉に甘えて…すみません…」と素直に優しさに甘えた。
シャワーを浴びて部屋に戻れば、さっき私の寝ていたソファーに座り携帯をいじっている彼。
私の姿を見るなり一瞬驚いた顔をして少し顔を赤くした。
彼の足元に正座をし、
「あの、ありがとうございました。あの、昨日のことを教えてくれませんか？」と聞けば、
半分呆れたように昨日の一部始終を話してくれた。
「本当にすみません…。昨日、仕事の打ち上げで人生初めてワインを飲みまして…。」
"あ〜少し思い出した…。絡まれてたところに声かけてくれて…、嬉しくて抱きついたら凄く心地良い匂いがして…まさか安心して寝ちゃったとか？"なんて思い出してたら、
「仕事って何してるの？」
「通訳の仕事をしてます。あの、遅れましたが、佐藤Aと言います。本当にご迷惑をおかけして、助けていただいてありがとうございました」と深々と頭を下げた。
「いくつ？」
「23です。」
「マジかよ。年上！？」
「あんまり化粧してないと幼く見られますがれっきとした23歳です。あの、あなたは？」
「え？俺？21歳だよ。」
「あの、お名前と職業は？」
「石川祐希。大学３年生。バレーボールやってる。」
「どうりで。背高いですもんね。」
…………
沈黙が流れる。
「あっ！今何時ですか？今日の飛行機で帰るんです。あと、ここはどこでしょう？」
「は？今10時過ぎだけど。」
「ホントにすみません。帰ります。このお礼は後日必ずしますんで連絡先を教えて下さい。」
と連絡先だけ交換した。
終始呆れた顔をしていたが、優しい彼は土地勘のない私を滞在先のホテルへ送ってくれた。
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tomo1211(プロフ) - まりんさん» ありがとうございます。 頑張ります。これからもよろしくお願いします。 (2019年11月11日 15時) (
レス) id: 0b278f186c (このIDを非表示/違反報告)
まりん(プロフ) - 続き楽しみにしてます！ (2019年11月10日 22時) (レス) id: b59f2ee03b (このIDを非表示/違反報告)
tomo1211(プロフ) - kazukiさん» ありがとうございます！ 本当に汗かいても爽やか！凄いですよね。笑 これからも更新頑張ります！！ (2019年11月9日 22時) (レス) id: 0b278f186c (このIDを非表示/違反報告)
kazuki(プロフ) - 初めまして！いつも楽しく読ませて頂いてます！！ 祐希くん…絶対いい匂いしますよね… 主人公ちゃんとの進展楽しみにしてます！更新頑張ってください！ (2019年11月9日 18時) (レス) id: 85bff645e6 (このIDを非表示/違反報告)
tomo1211(プロフ) - みっふぃーさん» ありがとうございます！凄く嬉しいです！！飽きられように頑張りたいと思います。今後ともよろしくお願いします！ (2019年11月7日 13時) (レス) id: 0b278f186c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：tomo1211
| 作成日時：2019年10月24日 8時
