カミングアウト ページ7
数日後、ちょっとした個室の居酒屋で彼女と会った。
「個室を探したら居酒屋しかなくて、こんなところですみません。」
個室を取ってくれるあたり気がきくなと思った。
「今日飲むの？」ってちょっと笑いながら聞けば、
顔を真っ赤にして
「いやいや、飲みません。ホントにその節は…。出来れば忘れて欲しいです。」
その様子が可愛くて笑ってしまう。
今日は初めて会ったときと同じで、ナチュラルメイクだった。ふとした瞬間にあの時と同じ爽やかな軽めの甘い香りがしていた。
仕事の話をしている時の彼女は凄く大人びて見える。
「あの、敬語やめませんか？かりにも佐藤さんのが年上だし…。」
「いえ、でも一応石川さんのことをサポートさせていただく立場ですし…。」
「出来ればその"石川さん"もやめてください。何か慣れない。てか、そこまでかしこまれると俺がやりにくい！」
「すみません。………じゃあ祐希くんで…」
なんてチラッと見てくるものだから、
"まさか名前呼びでくるとは！"
ビックリして赤面してしまった。
「いえ、冗談です。石川くんでお願いします。」
「あぁ。(からかわれたのかぁ)……また敬語ですね。Aちゃん。」
ちょっと仕返ししたくなり自分も名前で呼んでみた
そしたら彼女も真っ赤になって
「年上をからかわないで下さい。」なんて言うものだから
「じゃあ、敬語もやめてね。…Aちゃん」
って言えば真っ赤の顔のまま少しあたふたしていた。
その姿が可愛くて面白くて…
出会いが出会いだっただけに、俺にしては珍しく女の人に対する壁みたいなものが彼女に対してはなかった。
こんなに初めから緊張しないで話せる人は初めてで、何となく居心地の良さみたいなものは感じていた。
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tomo1211(プロフ) - まりんさん» ありがとうございます。 頑張ります。これからもよろしくお願いします。 (2019年11月11日 15時) (
レス) id: 0b278f186c (このIDを非表示/違反報告)
まりん(プロフ) - 続き楽しみにしてます！ (2019年11月10日 22時) (レス) id: b59f2ee03b (このIDを非表示/違反報告)
tomo1211(プロフ) - kazukiさん» ありがとうございます！ 本当に汗かいても爽やか！凄いですよね。笑 これからも更新頑張ります！！ (2019年11月9日 22時) (レス) id: 0b278f186c (このIDを非表示/違反報告)
kazuki(プロフ) - 初めまして！いつも楽しく読ませて頂いてます！！ 祐希くん…絶対いい匂いしますよね… 主人公ちゃんとの進展楽しみにしてます！更新頑張ってください！ (2019年11月9日 18時) (レス) id: 85bff645e6 (このIDを非表示/違反報告)
tomo1211(プロフ) - みっふぃーさん» ありがとうございます！凄く嬉しいです！！飽きられように頑張りたいと思います。今後ともよろしくお願いします！ (2019年11月7日 13時) (レス) id: 0b278f186c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：tomo1211
| 作成日時：2019年10月24日 8時
