2019�� ページ26
部屋に連れてきてAを抱き締める。
彼女は「大丈夫だから」と俺を突き放す。
やっぱり目を合わせてくれない…。
俺はそのままベッドに押し倒し、彼女に跨がり腕を押さえつけた。
「大丈夫ならちゃんと目見て言えよ！」
自分でも思ったより大きな声だった。
彼女はビックリしたように俺の顔を見た。
"あ、やっと目があった"
彼女は目が合うなり、更に涙が溢れ、嗚咽を漏らし、呼吸困難になるんじゃないかってくらい激しく泣き出した。
俺も苦しくて泣きそうだ。
彼女の上体を起こし、胸に引き寄せ「ごめん」と背中をさする。
彼女は腕の中で「謝らないで」と首を振る
彼女が落ち着くまでの数分が物凄く苦しく長い時間に感じた。
「違うの。私の実力がないから。祐希の隣にいるのにふさわしくないから」
と嗚咽混じりに少しずつ話し出した。
「祐希の隣にいる人はもっとバレーが上手かったり、可愛かったり…そういう人じゃないと…。
「なんだよそれ？」
「…だって、自分だって嫌だもん…。祐希のファンの立場で、客観的に見ると…私みたいな中途半端な人は嫌だもん。…祐希のためにならないんじゃないかって思うんだよ。」
口下手な俺はなんて返していいか分からず、ひたすら背中を優しく擦るのみ…
「だから、もっと上手く強くなる。祐希の隣にいても恥じないくらい。こんな嫌がらせにも負けないでいられるくらい。…だから、…だから、大丈夫。」
と最後はしっかり意思のある目で俺を見てくれた。
胸がギュッなる。
彼女を一度強く抱き締め、軽くキスをした。
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tomo1211(プロフ) - りなはむさん» 前へ進もう！(番外編)です。出てこない場合は年齢制限のチェックが外れてないかもしれないです。 (2019年10月31日 10時) (
レス) id: 0b278f186c (このIDを非表示/違反報告)
りなはむ - 題名教えてください！ (2019年10月30日 22時) (レス) id: bb03d33038 (このIDを非表示/違反報告)
tomo1211(プロフ) - りなはむさん» ありがとうございます。ただ、R指定のせいか張り付け出来ないんです。すみません。それとも私がやり方知らないだけなのか…ごめんなさい。 (2019年10月29日 0時) (レス) id: 0b278f186c (このIDを非表示/違反報告)
りなはむ - 番外編見たいです！出来ればURL貼ってください！ (2019年10月28日 22時) (レス) id: bb03d33038 (このIDを非表示/違反報告)
tomo1211(プロフ) - あさちゃんさん» ありがとうございます。実はもう少しで完結ですが、それまで頑張ります。 (2019年10月26日 13時) (レス) id: 0b278f186c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：tomo1211
| 作成日時：2019年10月12日 14時
