結婚せぇへん？

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流石の勇人、露天風呂付きのめっちゃ良い部屋。

あと寝るだけだし、順番にゆっくり温泉浸かって…
私がお風呂から出てくれば先にお風呂を済ませていた勇人はTV見ながら既にビールを飲んでいた。

私も冷蔵庫からビールを出して乾杯…

ツンと勇人の浴衣を引っ張れば目が合う…

「勇人…好き」

そしたら驚いた顔してそのあと、
チューーって結構長めなキスされた。

「言うの遅いっちゅーねん。お前の気持ちわからないからずっと出来なかったやないかい」

「え？ごめん。…でも、昔の勇人はこっちの気持ちとか気にするタイプじゃなかったじゃん」

「…お前には嫌われたくないねん」

「…良かった…。勇人は若い子がいいのかな？とか遊びすぎちゃってそういう欲がなくなったのかなとか色々考えちゃったじゃん。」

「なんやそれ？なわけないやん。…よし、ほな行くで」

急に立ち上がった勇人に抱き抱えられてベッドに投げられる…

「…どっちにしろ今日決めようと思っとたけど。合意も取れたし、これで心置きなく出来るわ。」

私に覆い被さって軽くチュッとしたあと…

「A好きやで…」

少し囁くような感じでめっちゃ甘い声で…

はぁ…もぅ脳内は勇人に埋め尽くされる…

約10年振りに腕を回した勇人の背中は思った以上にとても大きく逞しかった…。

お互いを確かめ合うように何度も何度も抱き合った…。


こうして同居生活から無事に同棲生活へとようやく変わった。

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