はまたいむ

車の中 ページ23

今日はAと付き合って2年目やからちゃんとしたとこ連れていってやろう、て思てたのに





「はまだ！今日ラーメン食べたい！」







「それから水族館も！！」






なんにもわかってない彼女。








まぁ、わかってても困るんやけどな笑







崇裕「今日はオレの考えたデートな？」






「えー、はまだとか絶対馬〜」





それはわけわからんぞ。








「まぁ、はまだのデート付き合ってやるよ」






謎のイケメンAさん。








「はまだ、そういえばこたけくんからLINE追加来たんやけど




連絡とっても大丈夫？」








あんまり嬉しくないけどそれでAが寂しい思いせんで済むなら





崇裕「とってええで、」








「んー、そっかぁ、






じゃあ、連絡とるのやめとく。」







ん？なんで？？









崇裕「今オレ、連絡とってええで、って言うてんけど」









「はまだが悲しそうだったからとらないことにする。」






何やねん、ほんま。







つくづくAはテクニシャンやと思う。








「はまだ！赤信号やで！前みたいにちゅうは！？」








ほんまに、子供みたいにはしゃぐ。








第一、車の中でAにキスしたん








一回しかないし。








付き合って2ヵ月目くらいやったし。









車で出掛けるんあんまりなかったし。









A寝てたし。






あれ、実は起きてたんやな。









さすがテクニシャンAや。









「はまだ！ほら、信号変わるよ！」









ん、ってちょっと口を尖らせるAは









ホンマに。







ホンマに。








ホンマに。









ホンっっっマに。









かなわんわぁ……

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