花より男子〜もう１つのストーリー〜

会いたいよ… ページ11

生卵だらけの制服で飛び出してきちゃったけど
こんなんじゃ授業なんかに出られない…。

どうしよう…。

もう、あそこしか行くところないよねっ…

仕方がない、行こう。


私は、他の人に見つからないように足早に非常階段に向かった｡


((ガチャ


最近、ずっと花沢類とはココで会ってないからいないよね？

そう思いつつ、私ってば心のどっかで期待してたのかな？
いつも叫んでいるところの下の階段を覗きこんだ。

「…いるはずない…か。」

誰もいないと分かると力が抜けた。

あのイジメのなかで、私は戦えなかった。
今回で分かったよ、私がどれだけ弱いかってゆうことが…。

でも、それよりも今は花沢類のことで頭がいっぱい。


さっき、助けたわけじゃないって言われたのに、すごく嬉しかった。
でも、お礼もなにも言ってないんだよね…。

せめてお礼ぐらいは言いたいよ…。


「…ふぅ…



会いたいよぉーーっ!!!!!!!!!!!!」


いつも通りに非常階段から叫んだ。
もちろん、なにを叫んだって反応してくれる人がいないから、自由なんだよね。笑



？「誰かに会いたいの？」


…。 え？
声が聞こえたほうに振り向いた。

そこにはー…

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