78話 ページ30
本当に考えが甘かった。
まさかこんな所でまた会ってしまうとは思ってもみなかった。
地面に叩きつけられ怒鳴り散らすその姿に場違いながらデジャブを感じつつ自分はその男から出てくる言葉を聞く。
すると、驚くことにその言葉のあちこちに先輩の名前が入っているのだ。
正直受け止められなかった。
自分は怒りにまかせて思いっきり男の頬をぶった。
素に戻ったのだろう、静かになたが今度はやりやすいように近づけてぶった。
立場逆転。自分は男に問い詰めることにした。
聞いていく内に、この人は利用されていることに気付いた。
だが、あえてそれを言うのを控えた。
もしそれで次の健診にでも殴り込みに来たらひとたまりもないからだ。
金輪際こういう目的で自分に近づかない事を自分の携帯を前に誓わせた。
その後見えなくなるのを確認し、携帯の画面を見ると意外と時間が経っていて何件もLINEが来ていた。
ヤバイと家に帰るとちょうどキイチさんと鉢合わせる。
キイチ｢連絡ないと思ったら……チョッッ‼｣
急に緊張が解けたのか体中の力が抜けた。
ただ事ではないと察したのか驚きつつもすぐに家の中へと連れて行ってくれた。
中に入り、落ち着いた頃にさっきの事を話した。
キイチ｢じゃぁその男はAさんの事を好きっていうのをいいことに踊らされたってこと?｣
自分は首を縦に振るも、何処か腑に落ちなかった。
キイチ｢じゃぁ富永さんにも伝えとくから。」
A「えっ、いやまだ…」
キイチ｢拒否る気持ちはわかるよ。でも今の富永さんの態度が気に入らないから。｣
意味が分からず『は?』と思っていると携帯を耳に当てながら外に出て行ってしまった。
少ししてカンタさんから『帰りが遅い』とLINEが一言。
この際言ってしまおうと、自分は受話器のマークをタップした。
案の定叱られてしまったが、何故かとても温かかった。
カンタ『じゃぁこっちからもトミーに言っとくから。』
A｢あ…はい。よろしくお願いします。｣
電話を切りすでに戻って来ていたキイチさんを見るととても優しい笑顔を向けてくれた
キイチ｢あ、そうそう。背中砂まみれだからお風呂入って来て。｣
我が家ながらお言葉に甘えて湯船につかっていると曇りガラスの向こう側から人影が通り、自分の家のドアがノックされた。
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ホノカ(プロフ) - 長きに渡り更新停止失礼致しました!!やっと携帯での投稿ができるようになりました！ (2019年7月1日 23時) (
レス) id: 0d2582958b (このIDを非表示/違反報告)
ニョス子(プロフ) - 最近更新めっちゃ不定期ですみません!!今回後もう少しで試験があるのに、どうしても書かないとと言う謎の使命感にかられ一話だけ書くことにしました。こんなものでも次を待っている方のためにできるだけ(不定期ですが)頑張ろうと思います。コメント欄から失礼しました。 (2019年1月14日 1時) (レス) id: ede5290868 (このIDを非表示/違反報告)
あくた - ホノカさん» はい！！お互い頑張りましょう！！！ (2018年11月30日 20時) (レス) id: 7d3d854ed8 (このIDを非表示/違反報告)
ホノカ(プロフ) - 返信遅れてしまってごめんなさい！コメントありがとうございます!!! そう言って下さるとめっちゃくちゃやりがいを感じます！更新は来週の金曜日位(?)にやろうと思います。あくたさんも受験頑張ってください!!!私も頑張ります!! (2018年11月30日 17時) (レス) id: 0d2582958b (このIDを非表示/違反報告)
あくた - こんばんは！ いつも楽しんで作品を読まさせてもらっています！ 私も受験生で色々と大変ですが、ニョス子さんの作品を読むことが癒しみたいになってます笑 大変だとは思いますが、更新頑張ってください！！応援してます！ (2018年11月29日 23時) (レス) id: 0459bc76b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ニョス子 x他2人 | 作成日時：2018年8月15日 18時
