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昨日冨岡さんに
告白をされた









私は多分何の感情も持ってはいない









断ってしまったから
会うときに何となく気まずい









冨岡さんも多分
気まずくいと感じるだろう









冨「A」









「あら、冨岡さん」









冨「好きだ」









「??」









あれ?
全然気まずそうではない









むしろまた告白をされた









冨「抱き締めてもいいか?」









「えっと……その
どうした、んですか」









冨「好きではないのなら好きになって貰おうと思ったんだ」









「?」









そうだこの人
親しい人私しかいないんだった









しのぶとも仲はそこそこだけれど
最も仲が良いのは私だ









誰にも相談できないんだ









だからなのか

何か間違っている









「まず私たち付き合ってませんし
抱擁はちょっと……」









冨「……そうだな」









「そんなに私の事好きなんですか?」









冨「嗚呼大好きだ」









「なら私冨岡さんの事
義勇と呼びます」









「私も冨岡さんに答えたいので」









「義勇」









そう名前を呼ぶと
顔が少し緩んだ気がした









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作者名:117kr | 作成日時:2019年11月7日 4時

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