【ONEPIECE】イケメンで高身長で気遣いもできるけど…………【男主】 (ページ11)

今日:1 hit、昨日:11 hit、合計:31,295 hit

9回目の残念ページ11

▼

『暑っちィ………』

こんにちは。俺です。
そう、副船長の俺です。

は？ドジっ子？
ちょっと何言ってるか分からない

ただいま白ひげ海賊団一同は……

＂夏島＂に来ております！

「うぉいやめろやめろー！！」

「あー！エースが水鉄砲持ってきやがった！」

「っへへ！これでも食らえ！！火拳ーーーー！！！！」

『エース、それ火拳よりかは水拳になってるぞ』

なんて。

年柄もなく夏島の綺麗な海で遊ぶ弟たち。

を見ながらバルコニーで一服している俺。

親父はバルコニーには出ているものの俺と同じように
楽しそうにはしゃぐクルーを見て笑みを浮かべていた。

能力者の奴らも力が抜けるって言うのにこのはしゃぎようだ。

『たまには息抜きも必要だな』

「そらぁなァ！」

『親父も酒はほどほどにな？』

「あァ、分かってらァ」

やんややんやとはしゃぐ姿が愛らしい。

4番隊の奴らに貰ったレモンスカッシュを1口。

わ、零した。

「親父、タツさん」

ふと、名を呼ばれて振り返ると女形の綺麗な男が立っていた。

親父の方に駆け寄り、少し耳打ちしたかと思えば

今度は俺の方にいそいそと寄ってくる。

大人しくパラソルの中に入れてやると、拳2つ分距離を開けて隣に座ってきた。

「ありがとうな」

『気にすんな、イゾウ』

あの一件があってから、俺を見る度に顔を綻ばせてやってくるイゾウ。

いや可愛いよ。うん。大事な弟だし。

そうだな……。

気分はようやく懐いてくれた野良猫を相手する感じだな。

「ここ、煙臭いな」

『お、悪い。俺が吸ってたからかな』

「またか、貴方はもう少し禁煙したらどうだい？」

『ふは、お前に言われるとはなァ』

「おいタツ、それこの間俺にも言ってたよい」

『あら』

ついに俺もボケてきたか…？
いやいや、まさかな。きっと徹夜のせいだ。

「はは！！タツももうおっさんなんだろ！！」

「「「あ"ッ！！！」」」

………おっさん、、、？？？

「おいおいおいおいエース勘弁してくれよい！！」

「おっと、こりゃまずいなァ…」

「あーあーあー！みるみるうちにタツさんの顔がッ！！！」

「タツ、？？ど、どうどう…！な？おれが悪かった！な！！おっさんだなんてちょっとしか思ってねーからよ！」

『マルコ』

「よい」

『医務室のベッドの予約、今入ったワ』

「「「南無……」」」