なんか色々と無理なんで家出しようと思います

家出計画32 ページ40

中也side


拠点壊滅部隊が全滅＿＿＿＿＿＿＿

その報は作戦終了後直ぐ広まった。

俺の耳にもその報は直ぐに届いた。


「は・・・嘘だろっ！！」

俺は驚愕の声を上げ、太宰に詰め寄る。

『嘘じゃないよ、事実だ』

太宰は淡々と述べる。

「っ！！！」


な、何で此奴はこんなに冷静で居られんだよ！

Aが、自分の妹が死んだかもしれねぇんだぞ！！


『ただ、作戦には何の問題もない、犠牲が増えただけだ』


俺は太宰のその言葉に切れた。

太宰に詰め寄り胸倉をつかみ上げる。


「っ！ふざけんじゃねぇぞ・・・！太宰！！仮にもAは手前の
妹だろうが！！」


『・・・マフィアでは昨日話した同僚が明日には死んでいるっていうことが
日常茶飯事だ・・・Aもそれの例外じゃなかった、其れは中也も
分かっているだろう、其れを私に責めるのはお門違いだ』


「ぐっ・・・！」

太宰の正論に言葉が詰まる。


俺は太宰を乱暴に投げつけた

『いでっ・・・・・・・』


「ふんっ、やっぱりとんだ糞野郎だな」

俺は蔑むように太宰を見下す。



俺は乱暴の足取りでその場から離れた。


その時の太宰の表情は見えなかった。









A、本当に死んじまったのか？

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