なんか色々と無理なんで家出しようと思います (ページ34)

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家出計画27 ページ34

作戦開始から１５分後

今現在、鶏隊は敵拠点前で突撃指示を待っていた。

そして太宰Aは身内からの視線を無視するのに忙しかった。

((きゃーこわぁい(棒) ))

まぁ思ってもないのだが。

予想通りなら今から四分後に突撃命令が出るはず・・・

この突撃で被害最小でも３人は天に召される。

上はそのことも織り込み済みで突撃させるのかぁー。

怖い、怖い。

昇進を餌に喜んで自ら地獄へ飛び込んでいくなんて滑稽だなぁ。

ふふっ。

少し厨二病、気取りながらそんなことを思った。

年齢的には合法だよ、だって１４歳だもの。

中二ですから(｀・ω・´)キリッ

『ちょっとぉ、聞いてるのぉ！！』

思考に耽っているとヒステリックなBBA☆な構成員の声が聞こえた。

仕方がなく見てやると、相変わらずの厚化粧。

こいつは中也ファンクラブ幹部、差し入れの花田。

文字通り此奴は中也が居るときだけ差し入れをしてアピールをする女だ。

中也以外の構成員は全員、臭い飯を食べることになるので注意が必要だ。

私の時はジョロキアマカロンだった。

『大体あんたなんて・・ぐちぐちぐち』

聞かないのが吉。

しかしよくこんな罵倒のレパートリーがあるもんだ。

ノートがあったりしたらおもしろいのに、ふっ

「ふっ」

おっと、思わず吹いてしもうた。

急に周りが静かになった。

『笑ったわね』

このままだと殴られるコースか。

手を挙げているのが見えた。

もう出し惜しみする必要もないからいいよね？ビビらせて。

「殴るの？君が？私を？」

底冷えするよな冷たい目で見る。

周りは驚きで身を凍らせた。

花田は怯えるように手を下げた。

私はそのまま

「ほら、始まるよ？作戦」

同時に無線からの着信が入った。

ほら、作戦開始の合図だ。

私は口を三日月形に歪めて笑った。