６：ＢＨ ページ6
ひとまず弁当を置いてAのクラスへ。
本当は食べてしまいたかったけど、仕方ない。
Aにさっさと言っとかないと俺すぐ忘れそうだしな。
全開になっている教室のドアから中をのぞくと
「Aなら今いないけど」
と聞き覚えのある声がすぐ近くから聞こえた。
声のほうに目を向けると、ヨナが入口に一番近い席に座っている。
「どこ？」
YN「知らない。なんか美少女に連れてかれたけど」
「なんだよそれ(笑)」
YN「さあ？まあなんとなく予想はつくけどね。」
相変わらずそっけない態度のヨナ。
今も目を合わせずに弁当をつついている。
そういうところがいいんだよ！！ってチャニョルは言ってたけど。
あれ、こっち向いた。
YN「…で、」
YN「いつまでAに言わないつもり？」
「…は？」
…ちょっと唐突すぎて意味がわからない。
「何が？」
YN「まさか自分でわかってないとか言わないでよ」
怪訝そうにこっちを見つめる。
そんな顔されても、主語言われてねーから全く意味わからんわ。
「？」
YN「はぁ…」
そういうとヨナは呆れたように目を伏せた。
YN「好きなんでしょ、Aのこと」
「っは！？」
急にそんなことを言われて、軽くパニックに陥る俺。
なんでヨナが知ってる！？
…チャニョルか。
くっそあいつ後でシメ…
YN「言っとくけどチャニョルから聞いたわけじゃないからね」
心を読んだかのように平然と答えられた。
YN「ベッキョンくんわかりやすいから」
「まじかよ…」
…恥ずかしい。
思わず頭を抱える。
待てよ。
ヨナが知ってるってことは…
バッと顔をあげると
YN「Aは知らないと思うよ」
…まさかほんとに心読めんのか。
まぁでも知らないならよかった。
もし知ってるとか言われたらもう顔合わせられない。
YN「でもあの子あんたのこと眼中にないよ？」
「…それは知ってる」
昔からそうだ。
あいつは俺のことをただの幼馴染としか見てない。
だから伝えようにも伝えにくい。
「どうしたらいいんだよ…」
YN「んー、まずはちょっとずつ意識させたら？」
「どうやって？」
YN「それぐらい自分で考えて」
…仕方ない。自分で考えてみるか。
じゃあもう教室帰ろ…って肝心なことしてねーわ。
「ヨナごめん、
Aに俺一週間だけ部活するからその間一緒に登下校できねーって伝えといて」
YN「ん」
…今の返事信用しにくいな
なんて考えながら教室を出た。
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美咲(プロフ) - はい(*≧▽≦) (2015年12月27日 17時) (
レス) id: c61c869359 (このIDを非表示/違反報告)
いわし - 美咲さん» え、いいんですか笑じゃあ参考にさせていただきます笑笑 (2015年12月27日 16時) (レス) id: 4e9dc306a3 (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - 全然いいと思いますよ！！笑 (2015年12月27日 1時) (レス) id: c61c869359 (このIDを非表示/違反報告)
いわし - 美咲さん» ありがとうございます！！べくですね…！こんな感じのベクでいいんでしょうか？いっそもっとチャラくしちゃいます？？←え (2015年12月27日 1時) (レス) id: 4e9dc306a3 (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - めっちゃ面白いです！！新作もべくがいいです！！ (2015年12月27日 1時) (レス) id: c61c869359 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いわし | 作成日時：2015年9月26日 12時
