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ついさっきまで、べくのことなんかなんとも思ってなかったはずなのに。
……まぁ、なんともっていうわけじゃない、けれど
それでもここまで胸が締め付けられるようになるとは思ってもみなかった。
あの様子だと、二人は付き合っちゃうんだろうなぁ…。
あーあ、見当違いだったみたいだねジョンインくん。
思わず苦笑してしまう。
気付かれるといけないから声は出さないけれど。
…もう、帰ろうかな。
ここにいたって意味ないし。
そう足を踏み出した瞬間に靴の裏から伝わる、くにっとした感触。
なんだか嫌な予感がして、おそるおそる靴の裏をみると
「うああっ！？！」
な、なんで毛虫がこんなところに！？
っていうか踏んじゃった！踏んじゃったどうしよう！？
BH「…A？」
SY「っ！A、ちゃん？」
……あ。
BH「なんでお前…」
「…あーっ、いや、ごめんね！？
その…なんというかえーっと、お、おめでとう？」
BH「は？」
「じゃっ、私はこれで！」
嫌でも目に入ってしまう二人の姿。
それを見るのが耐えられなくなって、走り出す。
BH「ちょ、待てA！おい！！」
…あー、もう。
あんたはなんでここで追いかけてくんのよ、彼女優先でしょ、そこは。
なんかデジャヴだし。
BH「なんでまだいるんだよ！」
「…別に、いいでしょ、どうだって！！」
BH「よくねーから聞いてんだろ！」
走りながらの会話ほどキツイものはない。
それに私、さっき失恋したばっかだし。
「…ハッ、私じゃなくて、ソヨンちゃんが…ハッ…いる、でしょ！」
BH「なんで今ソヨンさんが出てくんだよ！！」
…何よ！しらばっくれやがって！
こっちは傷ついてるっていうのに…！
足を止めて振り返る。
BH「うぉわっ、急に止ま…」
「付き合ってんでしょ！？だったら早く行ってやんなさいよ私に構ってないで！！」
BH「は？何言って…」
「彼女、には優しく…接して、やんなきゃ、でしょっ…！？」
BH「…A？」
「あぁもう、
……お願いだから、私に、言わせないでよ…！！」
付き合ってる、彼女、ソヨンちゃん、なんて今一番言いたくない言葉。
自分で言うたびに胸が抉られていくようで、苦しい。
…あぁ、私だって、
「べくが好きなのに…！」
BH「…え？」
「…、あ…」
…しまった。
言うはずじゃ、無かったのに。
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美咲(プロフ) - はい(*≧▽≦) (2015年12月27日 17時) (
レス) id: c61c869359 (このIDを非表示/違反報告)
いわし - 美咲さん» え、いいんですか笑じゃあ参考にさせていただきます笑笑 (2015年12月27日 16時) (レス) id: 4e9dc306a3 (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - 全然いいと思いますよ！！笑 (2015年12月27日 1時) (レス) id: c61c869359 (このIDを非表示/違反報告)
いわし - 美咲さん» ありがとうございます！！べくですね…！こんな感じのベクでいいんでしょうか？いっそもっとチャラくしちゃいます？？←え (2015年12月27日 1時) (レス) id: 4e9dc306a3 (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - めっちゃ面白いです！！新作もべくがいいです！！ (2015年12月27日 1時) (レス) id: c61c869359 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いわし | 作成日時：2015年9月26日 12時
