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今更、気づいた。
あれだけ恋がしたいとか何とか言っといて、いざとなると自分に正直にならずに逃げている。
そのうえ２人も傷つけて。
…私は、何がしたいんだろう。
周りはうちの学校が勝って盛り上がっているけれど、私は一人俯いて黙りこくる。
JI「…ヌナ？どうしたの、具合悪い？」
心配そうにのぞき込んでくるジョンインくんに罪悪感が沸き上がってきて、
目の奥がじんと熱くなる。
…ダメ、泣いたら本当にただの最低な女になる。
頑張って押しとどめるけど、だんだんと霞んでくる視界。
JI「…え、ちょ、ヌナ、泣いてない？」
気づかれまいと頭を横に振る。
声を出したら溢れ出てきそうで。
JI「…外、行こ」
＊＊＊＊＊＊
ジョンインくんに手を引かれ、連れてこられたのは駐輪場。
やっと抑えられたのか、さっきほど視界は霞んでいない。
JI「ヌナ…大丈夫？さっき泣いてた、けど…」
「…ごめんね、迷惑かけて」
JI「全然迷惑じゃないよ。…何か、あった？」
「……ジョンインくん、」
JI「なに？」
あぁ私、最低だ。
「…ごめんね」
今考えればだいぶ思わせぶりなことしてた。
JI「だから大丈「違うの」…え？」
「…そっちじゃ、ない」
不思議そうにしていたジョンインくんは、目を少し見開く。
JI「…ヌナ」
「ごめんね、いきなり。
私もね、一時期はジョンインくんのことが好きなんじゃないかって思ってた。
けど、…けどね、違った、みたい」
JI「そっか。
…ごめんねヌナ、言うの辛かったでしょ」
「…ほんとに、ごめんね」
JI「そんなに何回も謝らないで、結構クるんだから(笑)」
優しく笑っているジョンインくんだけど、絶対辛いはず。
そう思うとまた泣きそうになる。
JI「あーもう、また泣きそうになってる。
…早く行った方がいいと思うけど？」
「…どこに？」
JI「ヌナの好きな人のところ、じゃない？
俺じゃないってことは、あの人以外考えられないんだけど。
早くしないとあのいけ好かない先輩に取られるよ」
「…でも、ソヨンちゃんには頑張れって言ったし…」
JI「そんなの知らない。
…ベクヒョン先輩、ヌナのこと好きなのモロバレだったし。
そんな簡単にあきらめきれる人じゃないような気がするよ」
「…、っ」
JI「ね？」
「ありが、と…！」
頑張って笑顔でそう言うと、私はべくのもとに走った。
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美咲(プロフ) - はい(*≧▽≦) (2015年12月27日 17時) (
レス) id: c61c869359 (このIDを非表示/違反報告)
いわし - 美咲さん» え、いいんですか笑じゃあ参考にさせていただきます笑笑 (2015年12月27日 16時) (レス) id: 4e9dc306a3 (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - 全然いいと思いますよ！！笑 (2015年12月27日 1時) (レス) id: c61c869359 (このIDを非表示/違反報告)
いわし - 美咲さん» ありがとうございます！！べくですね…！こんな感じのベクでいいんでしょうか？いっそもっとチャラくしちゃいます？？←え (2015年12月27日 1時) (レス) id: 4e9dc306a3 (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - めっちゃ面白いです！！新作もべくがいいです！！ (2015年12月27日 1時) (レス) id: c61c869359 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いわし | 作成日時：2015年9月26日 12時
