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いつのまにか校門の近くまで来ていた。
BH「あっ、…わり」
パッと離された右手。
まだ9月の初めだし、気温だって高めなはずだけど、右手が少し寒くなる。
…いつからこんなによそよそしくなったんだろ。
「…別にー？ …じゃあ帰るね。部活あるんでしょ？」
BH「あー、うん、ある」
「やっぱり。私見たいドラマあるからさっさと帰るね」
BH「わかった」
あ、…言った方がいいかな。
…でも、恥ずかしいというかなんというか…。
あああもういいや！
「ベク！！」
グラウンドに向かいかけていたベクが振り返る。
「…さ、さっきは、ありがと！！」
よっしゃ言った逃げろ！！
走って逃げると後ろから足音がする。…明らかに速い。
BH「ちょ、待て！」
え、なんで着いて来てんの！？
ちょっと待って意味分かんない！
てかなにこの絵面！！
がっと腕を取られ仕方なく止まる。
「な、なんで追いかけたの！？」
意味不明ですけど！
何、私なんか言った！？
BH「い、いやその…さ、えーっと…」
俯いて頭をわしゃわしゃしているべく。
なんなのよ、言いたいことあるならさっさと言ってみろよ！
こちとらさっき大声で叫んだこともあって結構恥ずかしいんだよー！！
BH「その…この前は、ほんと、ごめん。」
……え？
「それだけ？」
BH「…それだけってなんだよ」
「だってあれだけ走って、言うことそれだけ？」
もっと言うこと他にあるんじゃないの？
いや言われる心当たりはないけどさ。
BH「まぁあるけど…こっちの方を先に言った方がいいと思って」
「？ なんで？」
BH「なんでって…俺があんなことしたから傷ついたかな、と…」
“あんなこと”と言われて少し頬が火照るのは気のせいだろうか。
んー…でもさ。
「なんで傷つくの？」
BH「は？…え、お前なんもダメージ受けてねーの？」
「え、まぁ…。あの行動自体はあんまり気にしてないっていうか…」
BH「…そっか。なら、よかった」
そう微笑むべく。
きゅん、
……え、何。きゅん、て何。
BH「…っうし。
明後日さ、試合あるんだけど…来れる？」
「え、私が？」
BH「うん。…言いたいことある」
「そんなの今言えばよくない？」
BH「試合に勝ってからじゃないと嫌だから」
「なにそれ勝つ気まんまんじゃん(笑)
…行くよ、当たり前でしょ」
私がそういうと、ベクは嬉しそうに笑ってくれた。
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美咲(プロフ) - はい(*≧▽≦) (2015年12月27日 17時) (
レス) id: c61c869359 (このIDを非表示/違反報告)
いわし - 美咲さん» え、いいんですか笑じゃあ参考にさせていただきます笑笑 (2015年12月27日 16時) (レス) id: 4e9dc306a3 (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - 全然いいと思いますよ！！笑 (2015年12月27日 1時) (レス) id: c61c869359 (このIDを非表示/違反報告)
いわし - 美咲さん» ありがとうございます！！べくですね…！こんな感じのベクでいいんでしょうか？いっそもっとチャラくしちゃいます？？←え (2015年12月27日 1時) (レス) id: 4e9dc306a3 (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - めっちゃ面白いです！！新作もべくがいいです！！ (2015年12月27日 1時) (レス) id: c61c869359 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いわし | 作成日時：2015年9月26日 12時
