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いきなりのでこチューで固まる私。
そして隣のベくの顔は、驚きと…なんていうか…怒ってる？ような、
よくわからない表情で私を見つめている。
しばらく二人してアホな顔で見つめあっていると、べくのほうが先にハッと我に返った。
「帰る」
「えっ、あ、待って、」
足早に去ろうとするべくを小走りで追う。
やっと追いつくと
「おせーよ(笑)」
といつもならそういってちょっとした言い合いが始まるんだけれど、今は
…無言。
聞こえるのは二人の足音とカラスの鳴き声だけ。
明らかにベくの様子がおかしい。
…された私ならまだしも、幼馴染のでこチュー見たくらいでこんなに雰囲気悪くなるもんなの？
重苦しい雰囲気に足まで重くなりながらも、頑張って歩いてやっと私の家に着いた。
「さっきの、」
「…うん」
「アイツそういう意味でやったわけじゃねーぞ、たぶん。勘違いして浮かれたりすんなよ」
……やっと口開いたかと思ったら、そういうことしか言えないのか！！
相変わらずムカつくやつ！！
「わ、わかんないでしょ！もしかしたらってこともあるかもしれないし！？」
「あの、学校のプリンスって言っても過言じゃないやつと？Aが？…プッ」
笑った！こいつ！笑いやがった！！
なんなのよコイツ！機嫌悪いと思ったら今笑ってるし！？
意味わかんない！もーいい！
ベくに言ったら面倒臭そうだったから秘密にしとこうと思ったけど、
なんかいろいろムカつくから見せてやる！
バッとポケットから紙を取り出してベくの目の前に突き出す。
「これジョンインくんの連絡先！さっき手を引かれたときに握らされた！！
今から部屋で話してくるから！！じゃあね！！」
「…は！？ちょ、待ｔ」
バターン
べくの返事も聞かずに勢いよく家に入り、素早く自分の部屋へ。
ベットに飛び込んで足をバッタバッタ。
むーーかーーーつーーーくーーー！
と、枕を口に押し当てて思いっきり叫ぶ。
一通り暴れてから、仰向けになり天井を眺めて冷静に考えてみる。
…そういえば、こんな喧嘩するの初めてじゃない？
今までは、喧嘩って言っても軽いやつばっかだったから。
…なんか私一人でキレてた、さっき。
べくは機嫌直ってたみたいだし。
…ベくに悪いことしちゃったかな。
そう思うとなんだか罪悪感が芽生えてきた。
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美咲(プロフ) - はい(*≧▽≦) (2015年12月27日 17時) (
レス) id: c61c869359 (このIDを非表示/違反報告)
いわし - 美咲さん» え、いいんですか笑じゃあ参考にさせていただきます笑笑 (2015年12月27日 16時) (レス) id: 4e9dc306a3 (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - 全然いいと思いますよ！！笑 (2015年12月27日 1時) (レス) id: c61c869359 (このIDを非表示/違反報告)
いわし - 美咲さん» ありがとうございます！！べくですね…！こんな感じのベクでいいんでしょうか？いっそもっとチャラくしちゃいます？？←え (2015年12月27日 1時) (レス) id: 4e9dc306a3 (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - めっちゃ面白いです！！新作もべくがいいです！！ (2015年12月27日 1時) (レス) id: c61c869359 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いわし | 作成日時：2015年9月26日 12時
