#36 ページ37
北斗side
Aは都内で2番目に大きい病院に運ばれていた。病室は、0501。偶然なのか、必然なのか、病室番号は結成日。
戸を開けると、点滴に繋がれたAがこちらを見て微笑んだ。
『みんな、ごめんね』
京本「俺らのことはいいから、大丈夫なの？」
『これぐらい、平気だって』
樹「………嘘つけ」
『へ？』
樹「嘘つけよ！お前いっつも平気って言ってるけど！平気平気言う時はお前が無理してる時って俺分かってる！何だよ！俺らそんなに頼りないかよ！迷惑かけていいんだよ！俺らメンバーだろ？苦しいことも何もかも一緒に乗り越えていくんだよ！抱え込むなよ！昔っから誰も頼ろうとせずに自分で解決しようとするし！
俺らのこと嫌いなのかよ！」
高地「ちょ、樹！」
樹は、泣きながらそう叫んで病室を出ていった。
でも、これは俺ら全員が思っていたことだった。
俺らそんなに頼りない？相談できるほど信頼がない？
『……ごめんみんな……ごめんじゅり………泣』
ジェシー「……ゆっくりでいいけど、何がつらいのか、教えて欲しい。」
ジェシーがそう声をかけたら、Aは深呼吸して話し始めた。
『…………私、ドラマ決まってるんだ。しかも、重要な役どころの。だから、撮影がキツくて、しかもデビュー間近でお仕事多いし、体調も崩しかけてて…みんなが頼りないとか一切思ってないよ。だけど、個人の仕事は個人で処理する。だから個人の悩みは個人で解決しようとしてただけなの……でも、結局また迷惑かけた………』
今にも死にそうな顔で、そう話した。
ひとつだけ、Aと約束をして病室を後にした。
高地「俺らに迷惑をかけろ。」
『なに、それ、いやだよ』
高地「迷惑かけないように相談とかしないんだろ？じゃあ迷惑かけていいから相談して。俺ら、迷惑とか思ってないから。」
『……分かった。』
慎太郎「さぁ！問題は樹だな！笑」
『あのね、来週じゅりと「あなたにお手紙書きましょう」の収録入ってるんだけど……』
北斗「……あいつ、言いたいことは分かるけど馬鹿だな。」
京本「それほど、Aが好きなんだよ。仲直り、ちゃんとしてね」
それから、俺らは病室にお見舞いに行くことはあったけど樹は1回も来なかったらしい。
3日経って退院し、仕事もこなしていた。
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moamoa5252(プロフ) - 今まででみてるなかのお話で一番好きです！！ほんとにすきです！！７話ぐらいででてきたきょもとの絡みとか、じゅったの心情的なのがほんとにおもしろいです！頑張って書いてください！応援してます！！ (2020年1月20日 18時) (
レス) id: ebff0dffaf (このIDを非表示/違反報告)
かり(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます(; ;)頑張ります！ (2019年8月18日 19時) (レス) id: f865a489e6 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - SixTones北斗君と大我君と樹君のオール担当です最高です更新大変だと思うけど頑張ってください応援してます最近暑いけど熱中症に気を付けてくださいね (2019年8月18日 18時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かり | 作成日時：2019年8月18日 18時
