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NO side
書類をほったらかしにして、兄が目を覚めるのを待っていた総統は、総統室に書記長様がいるなんて事を知るはずもなく、鼻歌交じりで総統室の扉を開けた
gr「ぅげ……トン氏…」
tn「 うげ とはなんや？
あと、この机の上に溜まっとる書類は何ですかね〜？」
書記長こと、トントンの目の下には濃い隈。絶賛三徹目である
gr「あ〜…いやぁ、それには理由がありまして……」
tn「はぁ…Aくんの側にずっとおったんやろ？
ほんま、ブラコンも程々にせえよ？」
gr「…！なんだ、分かってくれていたのか！
そう言う事だから、この件は仕方ないっちゅうことで…」
てっきり三徹目のトントンにはどんな理由を述べても粛清されるものかと思っていたグルッペンは、理解してくれていた事に驚いた
それと同時に少し書類を進めたらトントンを寝かせてお茶会にでも行こう。と、なんともトントンの地雷を踏みそうな事も考えていたのである
tn「まぁ、別に叱るつもりはないんやけど…オスマンのお茶会はこの書類片付けてからしか行かせんからな」
gr「………」
前言撤回
お茶会に行くのはそう甘くは無さそうだ
でもまぁ、トントンの地雷を踏まなくて済んだ。とポジティブに捉え、書類を進め始めた
ｺﾝｺﾝｺﾝ
カリカリと二つのペンを進める音が響く部屋
そんな音にも、もう飽きてきていたグルッペンの耳に、突然扉をノックする音が飛び込んできた
gr「どうぞ」
ガチャリと開いた扉からは緑色のパーカーを着た男、ゾムが顔を出す
zm「……トントン、おるか？」
グルッペンに対する声のトーンがいつもより低い
それもその筈
彼らは昨夜グルッペンの兄のことで口論をしていて、俗に言う喧嘩状態なのだ
側から見れば、ちょっとした口論だとしても、彼らにとっては大事なこと
幹部との間に亀裂ができるだなんて、これまで一度たりとも無かった
勿論、内ゲバに参加した事はあったが、あれは我々国にとっては一種の戯れといっても過言ではない
このまま、深く亀裂が入ってしまえば、大変なことになる。なんて本人の彼らが一番分かっていた
tn「おるで、書類か？」
zm「おん、これ」
tn「じゃ、確認しとくな」
zm「よろしく
あ、せや
大先生振られたっぽいで。頬に真っ赤なビンタの跡があったわ」
カハハ、と狂気的な笑い声をこぼしながら話すゾム
tn「ふはっ そりゃご愁傷様。
慰めに書類でもプレゼントしとくわ」
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レオ(プロフ) - 待ってました！更新ありがとうございます！ちょっとおさなげな感じがすごく可愛かったです！ (2023年1月18日 2時) (
レス) @page26 id: e51b908c30 (このIDを非表示/違反報告)
優斗 - お、久しぶりに見に来たら更新じゃないっすか！！！嬉しいです^^（元ロクロです） (2022年6月14日 22時) (レス) @page23 id: e352abdd5b (このIDを非表示/違反報告)
ロクロ - 更新だぁー!! (2022年4月11日 18時) (レス) @page22 id: e352abdd5b (このIDを非表示/違反報告)
ロクロ - 薔薇ネコさん» よかったぁｗ (2022年3月8日 12時) (レス) id: 65d7101284 (このIDを非表示/違反報告)
薔薇ネコ - ロクロさん» コメントありがとうございます！4時に寝た分お昼ぐらいに起きたんでちゃんと寝てます！！大丈夫です！笑 (2022年3月7日 0時) (レス) @page21 id: c4e40ee7b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：薔薇ネコ | 作成日時：2021年10月28日 2時
