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食堂の扉の前で深呼吸を繰り返し、気持ちを落ち着かせる
ある程度吐き気も治り、部屋へ戻ろうとすると、食堂の中から言い合いの様な声が聞こえてきた
zm「せっかく、独りじゃなくなるのに、帰る場所を作ってくれたんに、あんなん…兄弟にする態度か？」
zm「グルッペンを傷つけてしかないやん、
…俺には、グルッペンが間違っとるようには見えん。アイツが自分勝手な所為やん。」
「…！」
どうやら、俺の事らしい
聞かなければ何もおこらないのに、俺は食堂のドアに背をつけ耳を傾けていた
gr「…兄さんを悪くいうのはやめろ。」
zm「グルッペン、お前、久しぶりの再会だからか分からんけど、アイツを守りすぎちゃう？」
gr「何も言うな、ゾム。
お前と言い合いはしたくない。」
zm「俺もしたないわ…！
でも！！今回の件は俺、間違うた事言うてへんやんか！
アイツのことは信じられへん。」
zm「第一、アイツがおらん方が良かったやんか！
平和に過ごせとったやん…！！」
「…ぁ……ｯ……」
苦しい。苦しい。
喉に何か突っかかったようで、息がうまくできない
聞いたことがあった、その言葉
"お前は要らない子"
"お前が居ない方が面倒ごとがおきない"
「…ﾋｭ…ｯ……」
gr「兄さんがおらん方が良かった…？
流石のゾムでも聞き流せへんぞ。」
gr「ツバキ兄さんは…俺にとって大事な家族なんだ。」
違う、ちがう
大事な家族なんて、俺にはいない
俺に、今更家族なんて…いていいはずがない…っ
gr「……ゾムも、知っているだろう？
俺の父さんと母さんが殺された事を」
「……っ！！」
あぁ、いやだ
思い出したくない
俺は、俺は、間違ったことなんてしてない
zm「……知っとる、けど…」
gr「兄さんが死んでしまったら、俺は…独りなんだ」
もう、独りだよ
俺も、お前も
俺の息は浅くなるばかりで、意識もだんだん遠くなる
頭はガンガンと痛く、目もグルグルとまわる
もういっそ、このまま死んでしまえばいいのに
俺はそのまま暗闇に体を預けた
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レオ(プロフ) - 待ってました！更新ありがとうございます！ちょっとおさなげな感じがすごく可愛かったです！ (2023年1月18日 2時) (
レス) @page26 id: e51b908c30 (このIDを非表示/違反報告)
優斗 - お、久しぶりに見に来たら更新じゃないっすか！！！嬉しいです^^（元ロクロです） (2022年6月14日 22時) (レス) @page23 id: e352abdd5b (このIDを非表示/違反報告)
ロクロ - 更新だぁー!! (2022年4月11日 18時) (レス) @page22 id: e352abdd5b (このIDを非表示/違反報告)
ロクロ - 薔薇ネコさん» よかったぁｗ (2022年3月8日 12時) (レス) id: 65d7101284 (このIDを非表示/違反報告)
薔薇ネコ - ロクロさん» コメントありがとうございます！4時に寝た分お昼ぐらいに起きたんでちゃんと寝てます！！大丈夫です！笑 (2022年3月7日 0時) (レス) @page21 id: c4e40ee7b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：薔薇ネコ | 作成日時：2021年10月28日 2時
