最強を超えるチート。PART3

1話.ワクワク ページ2

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Aside


｢こういう手袋がないと
ファンタジアで火傷しちまうんだよな｣


『火傷とか怖すぎだろ』



｢そんで、ネメシスっつうのは──｣


でも、そこまで話した途端にセトの
表情が暗くなった。


｢怪物なんだ。全部壊しちまう。

そして、ネメシスに触れると死ぬ｣


｢生き残る奴もいるけど、
そいつら全員“呪い”にかかるんだ

その呪いも色々あって･･･｣


その事で何か思い出したのか、
セトはそのまま黙り込んでしまった。


何もそこを詮索したい訳でもなかったし､
お互いに一言も喋らない状態だったから
とても気まずい空気が流れていた。



しばらく進んでいくと、前方で何か
飛んでいるのが見えた。




セトは何か思うことがあるのか、
その飛行船(?)の方へと向かっていった｡




ここからだとあまり見えないけど、
小太りの男が乗っている･･･気がする。




セトはしばらくの間小太りの男を
見つめてから言った。

｢先に行くなよ水くせえぞ！｣



なんだろう･･･。めっちゃびっくりした
反応だったけど。



そのあと色々話していたのが聞こえた。
どうやら小太りの男はドクというらしい




やっぱり外国人･･･のような名前だよな。

日本っぽい響きじゃないというか。





改めて異世界って感じするわ。


なんか異世界って聞くと冒険みたいな
イメージあるよね。

そんで冒険って聞くとワクワクするよね



･･･マジカルバナナみたいな思考回路だ。

一旦落ち着こう。




私が一旦落ち着いたところで、
また前方で何か飛んでいるのが見えた。


しかもそれはこちらに向かって来ていた



え待ってあれも飛行船じゃん。スゴ。






───なんて思ってた私がバカでした。




飛行船に乗ってる人達はこちらを見つめ
警戒態勢を取っていた。


一目見て分かった。

あいつら敵だわ。





.

Ｑ．オリジナル魔法を教えて

Ａ、『暇つぶしをする魔法。
名付けて“フリータイムブレイク”！』


｢くっだらね｣

『真希最近当たり強くない？泣くよ？』



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