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人間 ページ29

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Aside

「・・・で、そのあと悟に会って、
今に至るというわけ。」

悟「へ〜。」

さっきから悟しか発言していない。

「それにしても、この世界は平和だよ。」

パンダ「なんでだ?」

「私の前世、鬼がいた時代は、
一般人の明日が保障されているこの時代とは違って、いつ・どこで・どんな鬼に
殺されるかわからない。

それは、鬼殺隊だって同じ。
対峙する鬼によっては、すぐ死ぬ隊士
もいる。それを支えていたのが、
《柱》
鬼殺隊最高位の9名の剣士。
血のにじむ努力をし、上へ上へと
上り詰めた人達。
まぁ、ここでは特級術師とでも
言うかな」

「剣技の点に関しては、まだ柱には
及ばないよ」

本当にヤバい人達だから。


真希「Aよりもバケモンの奴
いんのか。」

「真希は私のことを遠回しにバケモンと
言っているのかな?」

・・・。

真希「あっ、そうだ。
お前が言っていた、呼吸?とか言う
ヤツのやり方を教えてほしいんだ。」

ほうほう。呼吸か。

「ちなみにどんなものがお望みで?」

真希「気配を探るようなヤツ。
呪いが見えないからな、私」

へぇ、気配を探る呼吸か。なら、
空間識覚とかか?・・・って、え?

「呪いが見えない!?」

真希「おい、悟。何も言ってなかった
のか?」

は?何も言ってない??ん?

真希「はぁ、ったく。私は生まれつきの
天与呪縛で呪力がない。・・・というか
非術師ぐらいの呪力量だ。
そのかわり、高い身体能力を得た」

なるほど。
この話で、真希の苦労が分かった。
それに、多分真希は禪院家の生まれだ。
余計に苦労を重ねていたんだろう。

「真希は禪院家の生まれだよね?
しかもフィジギフ。呪力がないのに、
どうして術師に?」

真希「凄いハッキリ言うな。お前。
私はな、家の奴らを見返したいんだ。
見下していた奴が一級術師に
なってみろ。家の奴らどんな顔するか」


真希はきっと、いや絶対に苦労している。
それは苦労を超えるほどの努力だ。
上へと上り詰めるために。

「そうなんだ・・・。
私、真希の苦労とか努力、分かるかも」

真希「なんでだ?」

同情するような言い方になるけど、

「私は前世、師範に教えてもらった
呼吸を、拾までの呼吸を、全て
扱うことができなかったんだ。
同期にやり方を詳しく教えてもらって
いなきゃ、諦めずに訓練して
いなかったら、上手くいかなかった」

真希「お前にもそんなことが」

「私は人間だから、完璧って訳じゃない。
どこかで躓いているし、後悔してる」

孤独→←呪霊



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hina(プロフ) - ウサギさん» 惚れた。結婚しません??めっちゃ嬉しいんですけど。 (4月21日 22時) (レス) id: 9425f0e88a (このIDを非表示/違反報告)
ウサギ - こういうタイプの作者さん好きだわ。 (4月21日 19時) (レス) @page14 id: 63bc4ecefa (このIDを非表示/違反報告)
hina(プロフ) - 七星 麗華@???,??,??さん» 嬉しいと言って貰えて光栄です! (7月27日 18時) (レス) id: 9425f0e88a (このIDを非表示/違反報告)
七星 麗華@???,??,??(プロフ) - イベント参加ありがとうございます!呪術廻戦と鬼滅の刃の作品で嬉しいです! (7月27日 18時) (レス) id: 50853c9852 (このIDを非表示/違反報告)
hina(プロフ) - あははさん» コメントありがとうございます!ちなみに、どんな内容がいいとかありますか? (6月20日 7時) (レス) id: 9425f0e88a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:厨二病ABC. | 作成日時:2023年4月20日 15時

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