Tomboy【東の海の紅一点】 (ページ8)

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家の中で騎馬戦をすると② ページ8

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「おんぶでいいじゃん」

「おんぶじゃ怖くないからだめ」

「りょうくん！てっちゃんがいじめる！」

「落ちそうになったらちゃんと受け止めてあげるよ」

「りょうくんも敵だった」

どうやら私の味方はここにはいないみたいだ。もういいよ諦めて肩車されればいいんでしょ。ばーかばーか。落ちてしんだら一生呪ってやるんだから！

はいおいでーっててっちゃんの肩に乗せられる。こわすぎ。なにこれ天井近い。こわい。

「こわい？」

「こわい！おりたい！」

「ん、動きまーす」

「てっちゃんきらい」

「きらい～？嫌いは困るな」

そう言いながらもくるくる回ったり、私の反応を楽しんでる。ひどい。ほんとにこわいのに。たすけてってざわくんに視線を送ったら、てつやー？Aがかわいそうだからそろそろ降ろしてあげればって言ってくれた。持つべきものは、ざわくんだ。すき。だいすき。

「ちょっと待ってどうやって降ろせばいいんこれ」

「俺後ろにいるから降ろしていいよ」

「りょうくんさっき裏切ったから信用できない」

「そこは信用してよ。絶対大丈夫」

てっちゃんがちょっとずつしゃがんで、あとはりょうくんに抱っこされるみたいに降ろしてもらった。こわかった。

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「しばゆー腰大丈夫？いきてる？」

「むりだめ死んでる」

「かわいそうに」

「なでて腰」

「おうよ！お年寄りには優しくしないとね」

「そうじゃやさしくするんじゃ」

「おじいちゃん髪の毛邪魔じゃない？とる？」

「地毛だよ！！！」

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