第一回寝起きドッキリしようの巻�� ページ4
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「起きろ〜〜！A〜〜！朝だよ〜〜！」
大声。あ、これAが一番嫌いな起こされ方だ。わかってないなてつやくん。りょうくんを見れば、僕と同じような顔して笑ってた。
「ん、うるさい」
「起きた？」
「……なんでカメラ回ってるの？」
「Aに寝起きドッキリ仕掛けようと思って、どうですか寝起きを撮られるのは」
「さいあく。いまブスだから映さないで」
「大丈夫。かわいいかわいい」
「むしさんばかにしてるな」
「してないよ本当に」
やっぱり寝起きのAは、ふにゃっとしてる。眠そうだし、てつやの大声で起こされたせいかいつもより機嫌が悪そう。もーてつやのせいだからね。
「A、おはよ」
「りょうくんおはよお」
「俺はもうちょっと寝かせてあげればって言ったからね」
「てことはてっちゃんがわるいんだ」
「なんで！起こしただけでしょ！ていうか、なんでりょうに合鍵渡してんの」
「だって、りょうくんが一番優しく起こしてくれるじゃん。優しく起こしてくれるメンバーランキング堂々の一位」
「二位は？」
「虫さん」
「俺は？」
「てっちゃんの起こし方はうるさい」
まぁそもそもてつやがAを起こしに来ることは滅多にないからね。なぜなら、てつや自身がねぼすけで遅刻魔だから。それにしても二位か。りょうくんはやっぱり強いな。
「ねむい。二度寝したい」
「だーめ。今寝たら起きないでしょA。がんばって」
「ん、虫さんがそういうならがんばる」
「はいお利口さん」
「A、怒ってる？」
「……怒ってる。っていうのは、うそ。起こしてくれてありがとねてっちゃん」
「えっなにそれかわいい」
「もー！重いから抱きつかないで！」
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やさしく起こしてくれるメンバーランキング堂々の第一位青色編→←第一回寝起きドッキリしようの巻��
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作者名：花 | 作成日時：2019年4月28日 14時
