サブチャン「大泣きしました」�� ページ14
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「おはよ。りょうくん電話で起こしてくれてありがと」
「ん。どういたしまして」
Aがリビングに入ってきてソファに座る。最初はいつも通りの感じを装って、カメラが回ってると思わせないようにする。少ししててつやがAに近づいた。
「A、今度の企画なんだけどさ」
「うん？」
「虫系の企画やろうと思って」
「ざわくん系？」
「そっちじゃなくて。ガチの虫ね。Aも一緒にやらん？」
「…むり」
「でもさ、東海オンエアのメンバーでしょ？嫌だからやらんって言うのもあれだし、我慢してやってみる？」
「Aが虫嫌いなの知ってるよね」
「知ってるけど、他のメンバーもみんな嫌なこともやってるし」
あーあ黙っちゃった。虫さんもとしみつもだから言ったのにみたいな顔してる。さぁどうするのてつや。さっさとネタばらしして謝った方がいいとおもうけどな。
「みんなが嫌なことしてるのわかるけど、虫だけは本当にやりたくないから無理」
「じゃあもし、嫌なことやるか東海オンエア抜けるかって言ったらどうする？」
「……なんでそういうこというの」
てつやそれはさすがに言いすぎ。ってみんな思ったところで、Aがぽろぽろ泣き出した。ほんとにね、これはひどいよてつや。かわいそうに。
「A？うそなんで泣く？」
「てっちゃんは、わたしが虫嫌いだから東海オンエア抜ければいいって思ってるんだ」
「え？思ってない思ってない！」
「だってそういったじゃん」
「えっとだからそうじゃなくて」
「はいもう終わり」
「早くネタばらししてよてつや」
「A、こっちこい」
「ごめんA！ドッキリでした！ほんとごめん！」
てつやがAに頭を下げて謝る。Aは泣いたままで、としみつに頭を撫でられてる。
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作者名：花 | 作成日時：2019年4月28日 14時
