第一回寝起きドッキリしようの巻�� ページ2
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うちには紅一点の女の子がいます。ん？これっておかしい？頭痛が痛いみたいになっちゃってる？まぁいいや。
うちのAは、基本的になんでもそつなくこなせる、りょうくんみたいな人で、勉強も運動も料理とかもそれなり出来てしまいます。
そんなAの唯一の欠点が、寝起きの悪さ。というか、起きれないこと。
これはもううちのリーダーてつやくんに匹敵するくらい、起きない。人生で何してる時が一番たのしい？って聞いたら、寝てる時と寝る前の感じって答えるような子。まぁそれでも大事な時とかは、起きられるからいいんだけどね。
今日はそんなねぼすけなAに寝起きドッキリを仕掛けるべく、集合時間の2時間前にてつやと一緒にAの家まで来たわけです。
さぁ、カメラを回そうじゃないか。
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「やぁどうも！東海オンエアのてつやと」
「虫眼鏡だ」
「今日はなんと！うちの紅一点！Aの家に潜入して、寝起きドッキリをしたいと思います！」
「Aの家の合鍵をなんで持ってるか気になる方もいると思うので説明しますが、Aはとにかく起きない子で、これはまぁてつやくんと一緒なんですけど」
「毎回誰かが起こしに行くか、電話かけるか、起こしに行くかしてるわけですよ」
「なのでてつやの家には合鍵があると」
「ということで、早速！行くぞ！」
てつやの家から徒歩数分の距離にあるAの家。てつやの家に行ってみて、Aが来てなかったら誰かが迎えに行くのが恒例になりつつある。それは、大抵早く集まる僕かりょうくんなんだけどね。
あ、別に嫌々行ってるわけじゃないから、そこはどうか勘違いしないでほしい。寝起きのふにゃってしてるAを見るの嫌いじゃないんだよね僕は。
さて、てつやがAの家の鍵を開けて玄関のドアをそっと開く。まぁ、このくらいの音でAが起きないのはわかってるからここまで警戒する必要はないんだけど、寝起きドッキリの醍醐味というやつだ。
玄関に入ってすぐ目に入った、男物の靴。
見覚えがあるし、見覚えしかないし
「これさぁ、りょうくんの靴じゃない？」
「まさか」
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作者名：花 | 作成日時：2019年4月28日 14時
