隠れた月 (ページ11)

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８話の月ページ11

祐視点

のりか「奥入、次！」

以外に速かったですね。

女の子同士だからといって、長話するかと…。

まあ、とりあえず呼ばれたので部屋の前に。

祐「交代しました。僕は奥入祐、中学二年生です。よろしくお願いします。」

『こちらこそ、よろしくお願いします。』

祐「あの、竹永さんって、知り合いですか？」

さっき、来たんですけど…。

『陵ちゃん？！確かに知り合いですけど、何故知っているんですか？！』

祐「さっき来たんです。宿題預かってますよ。」

『そうですか…。ドアノブに掛けておいてください。』

言われたとおり、ドアノブに掛けた。

『わざわざありがとうございます。』

祐「いえ…。そういえば、引きこもってますけど、両親は心配しないんですか？」

『…しません。心配できないので。両親はいないんです。産まれた時から、ひいひいお婆様に育てられ…あっ！』

ひいひいお婆様？！

年齢がヤバイ気がするんですが？！

『い、いえｯ！なんでもないです！』

ﾄﾞﾝｯ

『痛ッ！書物が…。』

かなり動揺してません？

祐「大丈夫ですか？」

『はい…。迷惑をおかけしてすいません。次の方を呼んでいただけm(本当だっていいと思えないの私はまだ弱い虫…)…電話が終わったら呼んでください…。』

祐「は、はい…。」

部屋から一旦離れた。