159話 ページ33
「ん〜…じゃキスは諦めるわ」
『切実に絶対にそうせぇ』
あんなん2回もやられたら心臓が持たんわ……とため息を吐くA。
「でもなんか惜しいなぁ。折角チャンスやねんけど…」
『チャンス？』
「……あっ………
何でもないで」
しまったと言う風にパッと目を逸らすコネシマに、Aは怪訝そうに首を傾げる。
『は？？？お前なんか知っとるやろ』
「あ〜……ん〜……」
『おい』
憎たらしくも高い位置にある胸ぐらを腕を伸ばして掴んで、引き寄せる。
うおっとかぎゃうっとかそう言う風な悲鳴をあげるコネシマ。
『吐けこのぉ……！』
「誰が言うかボケ……！！」
ぎぎぎぎ……と抵抗してくるコネシマ。
しばらく硬直状態が続く。
てか顔がいいなシッマ。
「……え、何しとん」
見ようによってはゼロ距離で見つめ合う2人を見つけた大先生が、タバコ片手に遠巻きにこちらを伺っていた。
『あ、大先生！』
気がついてAがパッと手を離した瞬間、当たり前に力の均衡が崩れてコネシマがAに倒れ込む。
「わっちょっバカバカ」
『へ？……うわっ』
壁に背中をくっつけたままずり落ちるA。
その足の上にペタンとコネシマが座った。
「oh………」
その体勢に絶句する大先生。
「…………ええな」
『何がやねん！！！！』
心の底から染み出すような「ええな」に、Aの正拳突きが飛んだ。
取り敢えず膝の上から退け重い！！と足をバタバタするが「いやや」と両手で押さえ込まれる。
いや、嫌とか言う問題じゃないが。
『おい大先生！！見てないで助けてぇや！！』
その声で、面食らった様子の大先生がこちらへ近づいてくる。
……が、子供のようにAの膝の上で楽しそうにしているコネシマを退けることは無く。
「お前らそーゆー関係やったん……！？」
『ちゃうわ！！！』
面白半分で冷やかしにくるだけだった。
そうか、つまり君はそういう奴だったんだな大先生……！と心の中で叫びながら、どうにか足を抜こうともがくA。
なんというか、この格好は絵面的にアウトなような気がしたからだ。
「いやーでも、ソイツは満足そうやで？なぁシッマ」
『えぇ？』
「だってほら、安心して寝とるもん」
その言葉に思わずコネシマを覗き込む。
…成程、確かに寝息を立てていた。
『コイツ……！！！私をヨギボーかなんかと勘違いしとんな！？』
「女の子ってやわいもんなぁ。」
『きしょ死ね』
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774号（現在稼働中）(プロフ) - Nebelさん» もちろんです！掲載は遅くなってしまうかもしれませんが……ですが、リクエストを頂けるの、本当に嬉しいんです！いつもありがとうございます！！ (2022年8月19日 8時) (
レス) id: a4d1e34ed0 (このIDを非表示/違反報告)
774号（現在稼働中）(プロフ) - マロンさん» ぁ、コメント欄に天使様が……！(跪く)今日中には1話更新できると思うのでどうかお待ちください…！ (2022年8月19日 8時) (レス) id: a4d1e34ed0 (このIDを非表示/違反報告)
Nebel(プロフ) - ！？ 2つともリクエスト書いてくださるんですか！？本当にありがとうございます!！本当に4回目にもかかわらずリクエスト聞いてくださってありがとうございます！! (2022年8月19日 2時) (レス) @page40 id: ad724ae68b (このIDを非表示/違反報告)
マロン(プロフ) - リクエストを受けてくださるだけでありがたいです！いくらでも待ちますので、無理せず書いてくださいね (2022年8月19日 1時) (レス) @page40 id: 3bf4e7811a (このIDを非表示/違反報告)
774号（現在稼働中）(プロフ) - Nebelさん» 4回目!!!感涙です!!!もちろん、お受け致します!!!せっかくなので2つとも書いてしまいますね。マロン様のリクエストを書き終わったら直ぐ取り掛からせていただきます!! (2022年8月18日 11時) (レス) id: 982b5437b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：774号（現在稼働中） | 作者ホームページ：os復活！！うおぉおおおおおおおおおおおお！！！！
作成日時：2022年6月26日 21時
