156話 ページ30
「はは、派手にやられてやんの」
『ひとらん、笑い事ちゃうってマジで…』
食害に飽きるが否や嵐の如く去っていったゾム一行。
動けなかったA以外で食堂に残っているのは爛漫の二人だけである。
「苦しそうなA可愛かったで」
『やかましいわボケ……』
「マンちゃん、それは煽り」
つん、とAの頬を突くオスマン。
構図としては、右にひとらん、左にオスマン、真ん中に挟まれたのがAという位置関係だ。
「なぁ、こっち向いて」
『んん？なんやひとら…………』
気怠げに右を向いたAのその言葉は、唇で塞がれた。
……唇で塞がれた？
『………☆y♭I○@！d%□&!?!?!?』
「あっ！ひとらん！！」
「……ん」
驚いて意味不明な言語を習得するAと、急な抜け駆けに抗議の声を上げるオスマン。
ひとらんはその二人を横目に唇を舐め、振り返ってAに微笑んだ。
『なっなっなっ……まっ……』
「何言ってんだかわかんねー……」
『まっ…はっ？む…なっ……』
「そろそろ人語に戻るんやA」
口を両手で押さえ、真っ赤な顔で一音しか発さないA。
流石に可哀想に思ったのかひとらんが徐に頭を撫で始めた。
それに、混乱は治ってはいないが少し気持ち良く感じてしまう。
「………む」
目を細めるAとひとらんの仲良さげな様子に嫉妬したのか、頬を膨らませたオスマンがガッとAの肩を掴んだ。
『ひゃ…』
「……俺のことも見てや」
耳元でそう囁くオスマン。
細かく震えるAをお構い無しに、頬を掴んでガリッとAの唇を噛んだ。
『い“っ………』
「………あ、ごめっ！！！！すまん痛かったよな！？」
痛みに眉を顰めたAの声でふと我に返ったようにオスマンが焦り出した。
急いで唇の様子をみる。
「あーあ、泣かした〜」
心なしか少し楽しそうにそう言うひとらん。
「すまん、嫉妬してもうた…A、大丈夫？」
『…………』
眉を下げてしょぼくれたオスマンの呼びかけに、Aは答えない。
「………A？」
唇を押さえながら、ジリジリと一歩一歩距離を取って行っている。
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774号（現在稼働中）(プロフ) - Nebelさん» もちろんです！掲載は遅くなってしまうかもしれませんが……ですが、リクエストを頂けるの、本当に嬉しいんです！いつもありがとうございます！！ (2022年8月19日 8時) (
レス) id: a4d1e34ed0 (このIDを非表示/違反報告)
774号（現在稼働中）(プロフ) - マロンさん» ぁ、コメント欄に天使様が……！(跪く)今日中には1話更新できると思うのでどうかお待ちください…！ (2022年8月19日 8時) (レス) id: a4d1e34ed0 (このIDを非表示/違反報告)
Nebel(プロフ) - ！？ 2つともリクエスト書いてくださるんですか！？本当にありがとうございます!！本当に4回目にもかかわらずリクエスト聞いてくださってありがとうございます！! (2022年8月19日 2時) (レス) @page40 id: ad724ae68b (このIDを非表示/違反報告)
マロン(プロフ) - リクエストを受けてくださるだけでありがたいです！いくらでも待ちますので、無理せず書いてくださいね (2022年8月19日 1時) (レス) @page40 id: 3bf4e7811a (このIDを非表示/違反報告)
774号（現在稼働中）(プロフ) - Nebelさん» 4回目!!!感涙です!!!もちろん、お受け致します!!!せっかくなので2つとも書いてしまいますね。マロン様のリクエストを書き終わったら直ぐ取り掛からせていただきます!! (2022年8月18日 11時) (レス) id: 982b5437b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：774号（現在稼働中） | 作者ホームページ：os復活！！うおぉおおおおおおおおおおおお！！！！
作成日時：2022年6月26日 21時
