155話 ページ29
「お客様一名はいりまーーっす！」
「「「いらっしゃいませーー！！」」」
『ホストかよ』
やけに楽しそうな幹部たちにお出迎えされたAが、ゾムの腕の中でそうツッコミを入れた。
「A！昨日はよう眠れたみたいでええな！！」
「今日の朝飯、Aさんの好きなもんいっぱいありますよ！」
「はは、ゾムに抱っこされとんの？」
……おかしい。
普段Aが遅刻したときは、トントンによる粛清、又は労働力や経済力による(過度な)贖罪が求められるのだ。
それが今はニコニコと笑い、Aに席をすすめている。
そればかりか、見たところAの分の朝食も食い荒らされずしっかり残っている。
はっきり言って異常だ。
『え、えぇと…』
「何まごついとんの、ほら食いや？」
な？とこれまた笑顔のオスマンに両手を引かれ、食堂の席へと誘導される。
まるで手錠をかけられ連行されるようだ、なんて思う。
『…あ、もしかして』
「？」
(こん食い物ン中に、なんか盛ってある…とか？)
以前悪ノリしたシャオロンとゾムにお薬(意味深)を飲まされたことのあるAは、その時の大騒動を思い出して手に取りかけた箸を取り落としたくなった。
『……』
箸先に摘まれたミニトマトを顰めっ面で見るAを見かねて、グルッペンが頬杖をついて言った。
「あぁ、怪しいものは何も入っていないゾ？」
『え、ほんま？じゃあ食うわ』
単純……とかいうホビットの声が聞こえたけど無視。赤く光る球体をぱくっと口に入れた。
成程、確かに毒薬やあやしいお薬は入っていない様だ。
『んん、美味いなぁ』
「そっすね」
その態度にいつもは『なんや素気ないなぁショッピくん〜！！』とかダル絡みする所だが、今は食べることの方が大切だ。
「す、すげぇどんどん減ってく」
「良い食べっぷりやないか…！」
『あ、ゾムさん
…待ってこっち来んといてや朝から食害はキツ』
ワクワクした様子のゾムがストンとAの隣に座る。
Aの断末魔が響き渡った。
ーーーーーー
『ぐへぇ……』
大量のミニトマトのヘタに埋もれた惨殺死体、Aがテーブルに突っ伏している。
死因はもちろんゾムによるミニトマトの過剰摂取だった。
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774号（現在稼働中）(プロフ) - Nebelさん» もちろんです！掲載は遅くなってしまうかもしれませんが……ですが、リクエストを頂けるの、本当に嬉しいんです！いつもありがとうございます！！ (2022年8月19日 8時) (
レス) id: a4d1e34ed0 (このIDを非表示/違反報告)
774号（現在稼働中）(プロフ) - マロンさん» ぁ、コメント欄に天使様が……！(跪く)今日中には1話更新できると思うのでどうかお待ちください…！ (2022年8月19日 8時) (レス) id: a4d1e34ed0 (このIDを非表示/違反報告)
Nebel(プロフ) - ！？ 2つともリクエスト書いてくださるんですか！？本当にありがとうございます!！本当に4回目にもかかわらずリクエスト聞いてくださってありがとうございます！! (2022年8月19日 2時) (レス) @page40 id: ad724ae68b (このIDを非表示/違反報告)
マロン(プロフ) - リクエストを受けてくださるだけでありがたいです！いくらでも待ちますので、無理せず書いてくださいね (2022年8月19日 1時) (レス) @page40 id: 3bf4e7811a (このIDを非表示/違反報告)
774号（現在稼働中）(プロフ) - Nebelさん» 4回目!!!感涙です!!!もちろん、お受け致します!!!せっかくなので2つとも書いてしまいますね。マロン様のリクエストを書き終わったら直ぐ取り掛からせていただきます!! (2022年8月18日 11時) (レス) id: 982b5437b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：774号（現在稼働中） | 作者ホームページ：os復活！！うおぉおおおおおおおおおおおお！！！！
作成日時：2022年6月26日 21時
