141話 ページ14
事が起こったのはその3日後。
建国時から今まで、目が回るようにテキパキと働き、休みなど1日も取った事がないAが倒れたのだ。
その時、幹部たちは自由時間中。
それぞれがつまみ食いしたり、城壁を乗り越えたり、メイドを口説いたりして居たところインカムに着信が入った。
《幹部全員連絡。…Aが倒れたし様子がおかしかった》
「！？りょ、了解！！」
話を聞きつけて、医務室へ駆け込む幹部達。
「っA！大丈夫なん、か………」
『あ、みんな！平気やで！』
「……お前…」
先陣を切って部屋へ駆け込んだコネシマが、その場で立ち尽くした。
平気だと微笑むAの、いつも暴力的な生命力に溢れキラキラと日々を写していた瞳が。
完全に、色を失っていたのだ。
「ちょっ……何があったん！？」
後ろから部屋を覗き込んだ大先生が思わず声を上げた。
後からやってきた幹部たちも、その瞳を見て絶句する。
「…A、今疲れてるみたいなんや。一旦、廊下に出てあげて。」
『別に疲れてへんって、なんもないよ』
「…だめだよ」
ベット脇で何かの書類を書いていたペ神が、ゆるゆると首を振った。
その様子に、コネシマたちは何も言えなくなってしまった。
「…あぁ、わかった。」
言われるがまま廊下に出た彼らは、顔を見合わせる。
「「「……なんやあれ！？」」」
数名のセリフがハモった。
「お、おかしないかアイツ…」
「絶対おかしいって！」
「アイツ…なんていうか、あんな壊れそうな笑い方しとったか…？」
焦点の合わない目でこちらをみるAの笑い方は、危うくて脆く、ナイフの刃の方を握り込んでいるような痛々しさが伴って居た。
「…倒れとるAを医務室に運んだのは誰なん？」
「それは、俺やねんけど……」
そう言って手を上げたのはオスマンだった。
「当時の事情教えて、マンちゃん。倒れた時に何か言ってた、とか」
いつもはあまり発言をする方ではないひとらんが、真剣な目でそう言った。
それに一つ頷き、オスマンは話し出した。
「俺らは、郷土資料館で一緒に調べ物しとったんやけど───」
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774号（現在稼働中）(プロフ) - Nebelさん» もちろんです！掲載は遅くなってしまうかもしれませんが……ですが、リクエストを頂けるの、本当に嬉しいんです！いつもありがとうございます！！ (2022年8月19日 8時) (
レス) id: a4d1e34ed0 (このIDを非表示/違反報告)
774号（現在稼働中）(プロフ) - マロンさん» ぁ、コメント欄に天使様が……！(跪く)今日中には1話更新できると思うのでどうかお待ちください…！ (2022年8月19日 8時) (レス) id: a4d1e34ed0 (このIDを非表示/違反報告)
Nebel(プロフ) - ！？ 2つともリクエスト書いてくださるんですか！？本当にありがとうございます!！本当に4回目にもかかわらずリクエスト聞いてくださってありがとうございます！! (2022年8月19日 2時) (レス) @page40 id: ad724ae68b (このIDを非表示/違反報告)
マロン(プロフ) - リクエストを受けてくださるだけでありがたいです！いくらでも待ちますので、無理せず書いてくださいね (2022年8月19日 1時) (レス) @page40 id: 3bf4e7811a (このIDを非表示/違反報告)
774号（現在稼働中）(プロフ) - Nebelさん» 4回目!!!感涙です!!!もちろん、お受け致します!!!せっかくなので2つとも書いてしまいますね。マロン様のリクエストを書き終わったら直ぐ取り掛からせていただきます!! (2022年8月18日 11時) (レス) id: 982b5437b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：774号（現在稼働中） | 作者ホームページ：os復活！！うおぉおおおおおおおおおおおお！！！！
作成日時：2022年6月26日 21時
