【鬼滅の刃】謎の部屋に閉じ込められまくる女の子のお話 【短編集】

風呂に入れ【冨岡義勇】壱 ページ15

『あぁ…またか…何なのよもう…』

本当だよ！何なんだよ！私何かした？何もしてない！鬼斬ったくらいじゃない？！何かしたっていうなら…

「水の呼吸 捌ノ型 滝壷」

『ギャァァァ！何！？何なの！？…何だ、水柱さんか…』

「技で受け身をとった、そして、俺は冨岡だ」

それ何の報告？

『あ、そうですか。私この後任務入ってるので、早く出ましょう』

「そうだな」

さぁてと、お題は何かなぁ？

【一緒に風呂に入らないと出れない部屋】

「は」

お、珍しいな冨岡さんが先に口を開くなんて、じゃねーや、風呂？一緒に？はぁぁぁぁ？

『…どういうこと？』

「共に風呂に入るということだ」

『あなたにきいてないです』

冨岡さんにきいてないなら誰にきいてんだよって話ね
それに、ここには…

『風呂なんか無いじゃないの』

何で風呂用意してないんだよ…風呂がお題のくせに！まぁ、入りたくないけどね！

ガシャン

え？何の音？
音のした方を見るとさっき閉じていた筈の扉が開いていた

『やったー！開いたぁー！ぁ』

扉が開いて喜んだ筈の私の気持ちはそれを見て一気に落胆した

『風呂…』

そう、風呂があったのだ。風呂が

『何だよ…出れると思ったのに…』

何でだよ…！ってかどうやって沸かしたんだよ！
それに顔！怖いよ？！冨岡さん！

「どうする」

『熱そうですね』

「そういう問題じゃない、入るか入らないかだ」

あ、そっちね。了解。

『入らないと出れないですからね…』

「なら、入るぞ」

そう言って私の隊服に手をかける冨岡さん
ん？

『な、何やってるんですかぁぁ！』

「入るから脱がそうと…」

『大丈夫です！自分で脱げます！』

「そうか」

…何故、自分のを脱ごうと思わなかったのか。

「…」

『…何で、見てるんですか』

「気になるからだ」

『気にならなくていいです。あっち向いて下さい』

「分かった」

いや、気になるからという理由だけで女の子の体を見ていい理由にならないだろ、変態かこのやろー

『…熱そうだな…』

そう言ってお湯に入ってみるも、意外と丁度良かった

「…そろそろ見てもいいか」

『はい、大丈夫ですけど、やらしい目で見ないでくださいよ』

「分かった。………お前もあっち向け」

『アッすみません』

その後すぐにお湯が溢れ、冨岡さんが風呂に入ったのが分かった。私は、前を向こうと思ったが後ろから抱きしめられてしまい動けなくなってしまった。

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