野郎組の七瀬くん (ページ7)

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『ねぇ、全然連絡取ってなかった相手から急に連絡来たら嫌かな…』

｢あぁ、例の好きな人？｣と返してくれる矢野ちゃん優しいすき

『そう！クラス変わってから1度も連絡取ってないんだよね』

｢私は全然ありだと思うけど。てか、Aの好きな人って誰なの？｣

『恥ずかしいからまだ言えない！！！！』

｢え！Aちゃん好きな人いるの？！｣

矢野ちゃんに相談していると原ちゃんがトイレから戻ってきた。

｢2年くらい片思いしてるらしいよ｣

｢えー！！！一途！！！2年くらいってことは、中学の頃から？｣

『うん…そうだけど、恥ずかしいからその辺にして…』

人に恋愛相談することなんてあまりないからなんだか顔が熱い。

｢このままじゃ進展も何も無いし、自分から連絡するのありだと思うけどね｣

『ありがとう矢野ちゃん。そうしてみる！』

…なんて言ったけど、結局勇気が出ずにまだ連絡できてない。

このまま悩んでたって仕方ないと迷った末に、
《七瀬くん久しぶり！》なんて当たり障りのないメッセージを送った。

送ったのはいいものの、怖くなってきた。

もしかしたら返信こなかったりして…なんて布団にもぐりこむ。

どうせ私は返信を待つ勇気もないくらい弱虫だよ…と、目を閉じていたらいつの間にか眠ってしまった。

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