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…なんだろう、この置いてけぼり感

なんかもう結婚でもしたのかな?って思えるほど我が家の一員とかしてるテヒョンに

もしさっき断っていても、いずれはこうなる未来だったんじゃないかってすら思える




それにしても…少し前まで私にベッタリだったのに今はテヒョンにベッタリの我が弟…とアッパ

なんか悔しい…!

テヒョンは私の彼氏なのに!っていう感情と
ぐーちゃんは私の弟なのに!っていう感情とでせめぎ合う



…なんだかんだ言って私もぐーちゃんが大好きなのだ
私も弟離れしなきゃなぁ


2人が仲良いのはいい事
明日は私がテヒョンを独り占めするんだから、今は譲ってあげよう…うん、ヌナだからね


「…ちょっと、2人ともカップルの邪魔しない!

ただでさえずっと離れてたんだから、色々話したいことだってたくさんあるんだから我慢しなさい!」


…オンマァ…!!



「ほらほら、お部屋に行って
あ、そのままAちゃんの部屋に泊まっていいけど…壁薄いから声気をつけるのよ?
テヒョンくんのパジャマは脱衣場に用意しておくからあとは若いお二人で〜!」


私たちの背中を押してリビングから追い出すと今まで見たことないほどニヤニヤしてからリビングに戻るオンマ…

さっきの感動を返して…


『えっと…部屋、行く?』


なんとも気まずい空気の中、なんとかぎこちない笑顔を貼り付けて私の部屋へと案内した


…ダメだ、オンマのせいで変に意識しちゃって顔が見れない…!!


th「A

…俺、何もしないからそんなに緊張しないで」


『う、うん…』


そうは言っても…緊張しないなんて無理で、自分の部屋なのに落ち着かない…!!

ソワソワする私と、ケロッとした顔で部屋を物色中のテヒョン


th「…ね、これ何?」


机にポツンと置かれた宝箱を手に取ると、それを持って私の隣に腰掛けた


…これは、テヒョンとの想い出をしまっていた宝箱で、クローゼットの1番奥に目につかないように隠していたものだった


確か最後に部屋を出た時にはそこにはなかったはずのもの



……オンマ!!余計なことして!!


『あー…、それはなんでもない!から、返して?』


th「んー
…ひひ、ヤダ

もし鍵が開いたら中見てもいい?
1回だけでいいから」


イタズラに笑うと私に取られないように宝箱を掲げた



『…わかった』

まぁ、開けられるはずないしね


…なんて謎の自信があった数秒前の私を殴りたい





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作者名:とまと | 作成日時:2022年2月12日 2時

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