CHAPTER 06 劣等生はタンポポを根から食う 捜査 ページ28
「‘‘退学者である彼’’……？」
目で新聞の小さな文字を読み終えた私は、そう呟きながらもう一度文章を流し読む。
一部が塗り潰されているせいもあって細かい内容まではうまく読み取れないが、「超高校級の通り魔」や「退学」という単語には心当たりがある。
もしかしてこの新聞の切り抜きって……。
もっと近くで見れば、塗り潰された文字も薄ら見えるかもしれない。
そう思い、新聞の切り抜きが入った額縁を手に取ろうと背伸びした私の足は、何かをぐしゃりと踏みつけてしまった。
途端、私の興味は額縁の中の新聞から、足元で踏みつけた‘‘何か’’に移り変わる。
床に落ちていたのは書類のような紙の束。
私はその場にしゃがみ込むと、バラバラになった紙を軽くかき集めて拾い上げた。
一番上の厚紙には、左上にホッチキスでまとめられていた跡があり、『入学ガイダンス資料』と書かれている。
その下には小さく『入学おめでとう！』の文字も記されていた。
厚紙を裏返すと、その裏には見覚えのある超高校級の称号が上から『超高校級の総統、超高校級の偏執狂、超高校級の臨床心理士、超高校級の劣等生、超高校級の軍人、超高校級の掃除屋、超高校級の解剖医、超高校級の刑務官、超高校級の教祖、超高校級の復讐鬼、超高校級の不運、超高校級の不死身、超高校級のハッカー、超高校級の警備員、超高校級の通り魔』の順に並べられている。
ここに書かれているのは、学園に閉じ込められた私たち14人と、チーノくんのことで間違いないだろう。
ページを進めると、それ以降の書類は入学ガイダンスとは全く関係のないネット掲示板のコピーばかりだった。
これも新聞同様に一部黒く塗りつぶされているが、そのスレッドタイトルには「──学園とかいう税金の無駄遣い」とある。
タイトルからも分かる通り、レスにはその‘‘学園’’に対する批判の意見ばかりが並んでいた。
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わたうさ@火星人☆(プロフ) - 海月空麗さん» わわっ、お久しぶりです！コメントありがとうございます！かなり時間が空いての更新になってしまいましたが、長い間お待ち頂き本当にありがとうございます…！！次回から裁判に入りますので完結目指して少しずつ更新していく予定です！ (11月27日 14時) (
レス) id: c8d2ef1162 (このIDを非表示/違反報告)
海月空麗(プロフ) - 更新ありがとうございます！ついに最後の裁判でしょうか…！？続きがとっても気になります！ここまで壮大なストーリーを文字に起こすのはとても大変かと思いますが、本当にいつまでも待ち続けております！頑張ってください！！ (11月27日 7時) (レス) @page43 id: b999c1cd0b (このIDを非表示/違反報告)
そな(プロフ) - とても続きが気になります、すごく面白いです！更新待ってます (9月4日 0時) (レス) @page42 id: 8240083825 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - わたうさ@火星人☆さん» 返信ありがとうございます。創作論破の中でも凄く面白いので是非納得のいく完結を目指してください。小説のレベルも高く、ストーリー構成も良い。こんな創作論破早々ないです。本当に貴方は素晴らしいんです。自分あと50年くらいは待てます。何度も見返すほど大好きです (2023年4月3日 0時) (レス) id: 7eafda20b9 (このIDを非表示/違反報告)
わたうさ@火星人☆(プロフ) - 紅葉さん» この一ヶ月ほどは再始動に向けて執筆も再開したのですが、何度も過去の話を読み返しながら書いているため以前より筆が遅くなっています。 更新を再開して以降も一話ごとにお待たせしてしまうことも多いと思いますが、完結に向けて着実に書いていこうと思います！ (2023年4月2日 14時) (レス) id: c8d2ef1162 (このIDを非表示/違反報告)
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