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「で、次に妖についてや」
その言葉を聞いた途端、私は崩しかけていた体をすっと正した。
妖なんて、少し前の私が聞いたら辛気臭さに耳を貸さなかっただろう。
しかし今確実に、周りには見えない何かが見えているのだから仕方ない。
「妖とはつまり、生体でないものを言う。それは霊も同じや」
「…霊も妖ってこと？」
霊と妖は別物だと思っていた私には驚きで、恐らく殆どの人間がそう思っていただろう。
それと同様に、妖が生体でない、つまり霊体であることも少し驚いた。
良く考えれば霊体なのかもしれないが、どうも霊体とは透けるイメージがあって。
私は今サイトさんもとい、妖の寄生虫に触れられるし、妖は透けるイメージがなくて。
「死んだ生き物の魂から出来た妖も、そう珍しいもんやない。つまり霊と同じ霊体に分類されるんや」
意外にも質問に答えてくれる丁寧な説明に「そうなんだ」と、定番な言葉だけ出て来る。
しかし霊は壁をすり抜けられるし、妖は触れられるものがいて。
妖と霊の定義は、触れられるか触れられないか、なのだろうか。
なんて、自分の想像に過ぎない予想をしてみる。
「そして霊体であるものは、生体である生き物から妖力を奪い、この世に存在するっちゅうわけや」
その後、「妖力の多い人間から手っ取り早く奪おうとするのが、奴等のやり方や」なんて付け加えられる。
確か昨日私は永久狐さんに、妖力が高いなんて言われた気がするが。
「…もしかして、私って」
「そっ、Aちゃんは特に狙われ易い。君の妖力は、人間が持って良いもんとちゃうからな」
そう言って永久狐さんはサイトさんから一本のスルメを奪い、かじった。
その片方、私の血の気は引いていく一方で。
「えっ、そ、そんな…私、ど、どうしたら…」
そう言えば永久狐さんと初対面の時、私の体が喰われる、なんてことを言っていた気がする。
それはつまり、物理的にも喰われる可能性があると言うことなのか…。
ああ、いつもは数学の公式を思い出すのも一苦労なのに、なんでこんな時に限って怖いことを思い出してしまうのか。
いや、思い出せず知らないで生活するよりはマシだろう。
すると永久狐さんは、混乱する私を落ち着かせる様に言った。
「大丈夫や、君は僕が守るから」
…少女漫画か。
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私@ウサギちゃん☆(プロフ) - 彩＠いおさん» もう夏休みですもんね、書かないと最終日大変ですよ( ´・ω・｀) 私も昔、長期休みの日記が白紙で最終日に捨ててました… (2016年8月6日 12時) (
レス) id: 24b6d4d48a (このIDを非表示/違反報告)
彩＠いお(プロフ) - 夢主ちゃんが一行日記書いてる所で書いてないのを思い出してしまった……(´・ω・｀) (2016年8月6日 10時) (レス) id: 4d2fab738a (このIDを非表示/違反報告)
私@ウサギちゃん☆(プロフ) - ツバキさん» 読み易さに気を遣って書いてますが、そう言って頂けると嬉しいです！有難う御座います！ (2016年7月26日 21時) (レス) id: 24b6d4d48a (このIDを非表示/違反報告)
ツバキ - とても読みやすいですね♪( ´▽｀) (2016年7月26日 16時) (レス) id: 0d1dc4b4f1 (このIDを非表示/違反報告)
私@ウサギちゃん☆(プロフ) - 雨宮緋色さん» ゴリラだと違和感満載ですねw少し分かりやすい表現にしてみましたww (2016年7月25日 0時) (レス) id: 24b6d4d48a (このIDを非表示/違反報告)
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