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「…はあ…」
思わず溜息を漏らす。
流石に変質的行動をされたものの、初対面の人を押して逃げたのはまずかったか。
悪い人ではなかったし、あれは揶揄われているのだと素直に受け取るべきだったか。
どうもあの男性のことが気になって。
泣いても基本的泣き止めば、泣いた跡が残らない体質の私は、念の為鏡で何度か確認する。
あれは私の悪い夢で、誰にも教えてはならないのだ。
と言っても、やはり血を拭われたのは少し気掛かりだった。
何故あんなことをしたのか、そこだけが全く分からない。
実際問題、他人の血を体内に入れるなんて衛生的に良くないし口を洗って正解だった。
でも少しだけ飲み込んでしまった気がして。
「……はあ」
また浅めの溜息が漏れる。
しかしそれは突然開いた玄関の引き戸の音に驚き、害されてしまった。
がらりと静かだった家に突然流れた音が、あまりにも大きく感じ肩を揺らす。
「ただいま」
そんな音の次にはお祖父ちゃんの声がした。
ああ、もうお祖父ちゃんと牛くんも戻って来たのか。
最後にもう一度だけ目が赤くなっていないか鏡で確認し終わると、二人を出迎える為玄関の方へ向かった。
「おかえり」
そう声を掛けると、お祖父ちゃんはもう一度私に向かって「ただいま」と言った。
牛くんには「おう」と返されるだけだったが、別にそこはどうでも良かった。
「爺さん、筋肉痛らしくってさ。A、ちょっと手伝えよ」
そう言って牛くんは、靴を脱いだお祖父ちゃんの腕を肩に回す。
筋肉痛？お祖父ちゃんが筋肉痛だなんて珍しい。
畑仕事をしていれば筋肉痛になる日もあるのだろうか、なんて思いながら牛くんを手伝う。
少し高めの段に上げると、お祖父ちゃんはゆっくりと居間まで歩き始めた。
「さんきゅーな」
「うん」
お礼を言われ、よたよたと歩くお祖父ちゃんを支える為牛くんも居間に入っていった。
私も上がろうと、二人を追い掛けて居間に向かったのだが。
お祖父ちゃんの脚に異様に違和感を覚えた。
筋肉痛であるお祖父ちゃんの脚が、あんなにもうねったように動くものなのか。
そう思いじっとお祖父ちゃんの脚に向かって目を凝らしていると。
目が合った。
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私@ウサギちゃん☆(プロフ) - 彩＠いおさん» もう夏休みですもんね、書かないと最終日大変ですよ( ´・ω・｀) 私も昔、長期休みの日記が白紙で最終日に捨ててました… (2016年8月6日 12時) (
レス) id: 24b6d4d48a (このIDを非表示/違反報告)
彩＠いお(プロフ) - 夢主ちゃんが一行日記書いてる所で書いてないのを思い出してしまった……(´・ω・｀) (2016年8月6日 10時) (レス) id: 4d2fab738a (このIDを非表示/違反報告)
私@ウサギちゃん☆(プロフ) - ツバキさん» 読み易さに気を遣って書いてますが、そう言って頂けると嬉しいです！有難う御座います！ (2016年7月26日 21時) (レス) id: 24b6d4d48a (このIDを非表示/違反報告)
ツバキ - とても読みやすいですね♪( ´▽｀) (2016年7月26日 16時) (レス) id: 0d1dc4b4f1 (このIDを非表示/違反報告)
私@ウサギちゃん☆(プロフ) - 雨宮緋色さん» ゴリラだと違和感満載ですねw少し分かりやすい表現にしてみましたww (2016年7月25日 0時) (レス) id: 24b6d4d48a (このIDを非表示/違反報告)
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