黄色166 ページ16
「んっ…眩しっ…」
ふわふわとした毛布に埋めていた顔を上げ、カーテンの隙間から入る朝日を顔に浴びる。
うつ伏せで寝ていることは稀にあることで、慣れた今では苦しさも無かった。
「…あれ、私何してたんだっけ…」
何故か手元に握られていたスマホを点け、時間を確認すると5時前。
その下に書かれた曜日には水曜日と書かれていた。
今からシャワーを浴びて着替えても5時前なら間に合うか。
そこまで考えた所で、うちの店は水曜日が定休日だったことを思い出す。
休みなら良いか、ゆっくりしよう。
スマホを開くと、出て来たのは清川くんとのトーク画面で、どんな会話をしたのか私の「パートナーの禿げと進む、本格的RPG」と言う訳の分からない言葉で会話は途切れていた。
ああ、そう言えばあの後清川くんとずっと話していて。
途中から元気になった清川くんとの会話はアホみたいなことになって、疲れた私は寝落ちしてしまった。
が、既読が付いていない辺り、清川くんも私と同じくそのまま寝落ちしてしまったらしい。
元から既読どうこうは気にしないタイプだし、清川くんが元気になったのなら、それで良いか。
私はスマホを閉じて丸まっている毛玉を横切り、寝室を出た。
「…今日は本でも読もうかな」
レトくんと出掛けた時本を買ったは良いが、案外学生時の読書時間が無いと読む機会が無いもので。
まだ封を開けただけで全く読んでいない本を、入れっぱなしだった鞄から出した。
しかし屈んだ私の背中を引っ掻く輩によって、小説へ抱く気持ちも薄れた。
「あー…分かった分かった、直ぐご飯用意するからね」
テーブルに本を置くと、直ぐに棚を開け猫の餌を用意する。
人間様よりお早めの朝食ですか、左様でございますか。
そんなことを思いながら餌にただ夢中な猫を見るが、私には気付かず餌が減っていく一方。
もう諦めて、パンをトースターに入れた。
目玉焼きを作ろうかなんて卵を割るとき、いつも思ってしまうしょうもないこと。
片手で割れたら、かっこ良いかななんて。
昔お母さんの料理を手伝っていた時、少し黄身の部分が崩れていたものの片手で殻も落とさず割っていたことを思い出す。
本を読んだ後、料理の練習してみるのも、良いかもしれない。
今日はまだ始まったばかりだが、もう今日一日が楽しみでならない。
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私@ウサギちゃん☆(プロフ) - 千里さん» はい、安心してください！最終的にはレトルトさん落ちです！最終的には！更新頑張ります！有難う御座います！ (2016年6月16日 21時) (
レス) id: 24b6d4d48a (このIDを非表示/違反報告)
千里(プロフ) - 私@ウサギちゃん☆さん» で、ですよね！安心しました（震え声）更新楽しみにしてます笑 (2016年6月16日 19時) (レス) id: 2e848126ea (このIDを非表示/違反報告)
私@ウサギちゃん☆(プロフ) - 彩華さん» 最近やっと書き方が安定して来ましたが、まだまだです(･_･)そう言って頂けて嬉しいです！読み易ければ幸いです！有難う御座います！ (2016年6月16日 6時) (レス) id: 24b6d4d48a (このIDを非表示/違反報告)
私@ウサギちゃん☆(プロフ) - 千里さん» 読み返すと自分でも不安になりますが、勿論レトルトさん落ちです！確かに最近キヨさん寄り…こ、此処からですよ、きっと(震え声) (2016年6月16日 6時) (レス) id: 24b6d4d48a (このIDを非表示/違反報告)
彩華(プロフ) - どーやったらこんな上手い文書けるんですか。(´･_･`) (2016年6月16日 0時) (レス) id: 2d791a81b5 (このIDを非表示/違反報告)
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