黄色151 ページ1
ピコンッ
静かなこの空間には似合わない、そんな音が響き、俺は目を覚ました。
「…んっ…LINE…？」
もそりと起き上がり、側にあったスマホを手に取った。
それにつられて目が覚めたのか、隣で丸まっていた毛玉も起き上がる。
「…あれ、通知無い…」
まだ開き切らない薄い目で、なんとかその明るい画面を見るが、通知は無かった。
聞き間違い？いや、でも俺はその音で目が覚めた筈で、幻聴な筈がない。
そう思い、パスワードの掛かっていないそれを開くと、LINE画面を確認した。
「……ん？」
待てよ、俺のLINEにこんな友達居たっけ。
その画面にふと疑問に思い、訝りながら待ち受け画面まで戻した。
「…あっ」
そこには見覚えのある、一人の女性が写っていて。
漸く覚めてきた目でスマホカバーを見ても、それは明らかに俺のものでは無かった。
「…キヨくん、スマホ忘れて帰っとる…」
一人の女性基、佐々木希の写る四角い画面を握りしめながら、俺はそう小さく呟いた。
俺が昨日の夜、キヨくんのスマホ触った後俺の側に置いて、そのままキヨくん忘れてったんだ。
ああ、俺の所為か。
今からキヨくんに連絡と言っても、その唯一の連絡法であるスマホが此処にあっては意味も無い。
まあ、また気が付いたら取りに来るだろう。
俺はそう思いそのスマホをテーブルに置くと、ソファの上にあった、大本命である俺のスマホを取った。
【おはよ、レトくん】
【今日も一日頑張ろうね】
通知をスライドすると、途端にそんな画面が広がった。
どうやらLINEの送り主はAちゃんだったようだ。
帰って行って直ぐに、お礼のLINEを一つくれたし、本当に律儀な子。
何て返そうか、好きな子だからこそ尚更悩みながらキーボードを出し、壁に掛けてある時計へ目を向けた。
ボトッ
何とも鈍めの音が響き、スマホは俺の手から離れていった。
「…えっ、」
時計は既に6時半過ぎを指していた。
部屋も昨日は結局片付けられず、物が散乱した状態。
まだ着替えても、朝食を食べてすらいないのに。
シャワーも浴びる時間すらも無いじゃないかと、俺は適当にAちゃんへ適当に返事を返し、ドタバタとし始めた。
なんかデジャヴ。前にもこんなことあった気がする。
ゲームを片付ける途中、二回もカーペットに滑って転んだのは、正直Aちゃんには内緒である。
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私@ウサギちゃん☆(プロフ) - 千里さん» はい、安心してください！最終的にはレトルトさん落ちです！最終的には！更新頑張ります！有難う御座います！ (2016年6月16日 21時) (
レス) id: 24b6d4d48a (このIDを非表示/違反報告)
千里(プロフ) - 私@ウサギちゃん☆さん» で、ですよね！安心しました（震え声）更新楽しみにしてます笑 (2016年6月16日 19時) (レス) id: 2e848126ea (このIDを非表示/違反報告)
私@ウサギちゃん☆(プロフ) - 彩華さん» 最近やっと書き方が安定して来ましたが、まだまだです(･_･)そう言って頂けて嬉しいです！読み易ければ幸いです！有難う御座います！ (2016年6月16日 6時) (レス) id: 24b6d4d48a (このIDを非表示/違反報告)
私@ウサギちゃん☆(プロフ) - 千里さん» 読み返すと自分でも不安になりますが、勿論レトルトさん落ちです！確かに最近キヨさん寄り…こ、此処からですよ、きっと(震え声) (2016年6月16日 6時) (レス) id: 24b6d4d48a (このIDを非表示/違反報告)
彩華(プロフ) - どーやったらこんな上手い文書けるんですか。(´･_･`) (2016年6月16日 0時) (レス) id: 2d791a81b5 (このIDを非表示/違反報告)
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