オレンジジュース

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伊野尾side

｢大丈夫、大丈夫だよ〜｣

一緒に住むことになったあの日から
それぞれの新しい生活が始まった




幼い大ちゃんに合わせて
名前の呼び方も、宏太、光、雄也って下の名前で呼ぶことにした。ちなみに俺は慧って呼ばれてます。



3人は一人部屋だけど、俺と大ちゃんは一緒のお部屋
毎日怖い夢見るみたいで、夜泣きがすごい





大｢ふぇっ、、えぇん、やぁらっ｣

俺の胸にぐりぐりって顔を押しつけて泣いてる大ちゃんの背中を擦りながら、少しずつ言葉をかける





｢大丈夫。慧ちゃんここにいるよ？｣

大｢けぇちゃっ、、だぁき、、｣

｢慧ちゃんも大ちゃんも一緒。ほら、ねんねしよ？｣




一向に泣き止まない大ちゃんをぎゅぅぅってして、
安心できるように背中をとんとんと叩いていると
いつの間にか可愛い寝息が聞こえてきた





コンコン、、


薮｢伊野尾...あ、慧。大ちゃん大丈夫そうか？お前ここんとこ寝れてないだろ。｣


｢大丈夫、今寝たとこだから俺も少し寝るよ｣


薮｢ん、そっか。起こしに来るまでゆっくり寝てな。今日の仕事は午後からだろ？無理しないでなんかあったら言えよ。｣


ふにゃぁって笑顔で俺の頭をポンポンする宏太
俺まで子供扱いしてね！？

でもなんだかその温かさに安心して
すぅっと眠りの世界にはいっていった

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