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おとなりさん ページ23

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今日は畑のお休みデー。








「 あっつ〜 」









最近まであんなに天気悪かったのに


しかももう夏も終わりなのに


今日はやけに暑い。









エアコンをつけておいて


昼食のために


近くのコンビニに行こうと思ったら、






ピンポーン






来客の少ない僕の家に...






「 はいぃ〜 」


『 あの...隣の部屋のものなんですが... 』








女の人がやってきた。





ーーーーーーーーーーーーーーー






話を聞くと、一人暮らしなのに


張り切りすぎて カレーを作りすぎたらしい。







静岡にはこういう「 お隣さんからお裾分け 」

まだ残ってるのか。(この子だけかもだけど)








『 お口に合うか分かりませんが... 』


「 あ、いただきます 」







パクッと銀のスプーンに乗ったカレーを頬張る。







『 どう、ですかね?』







不安そうに伺ってくるお隣さん。


いや、正直言って








「 とっても おいしいです!」









母の味だ、いや、それ以上かも。



スパイスたちが野菜の味をかき消さず

かといって 野菜に負けていない。




何年かぶりに手料理食べた...








「 はぁ...よかったです... 」









ふにゃって笑った顔が可愛い。








「 あっ、そう言えば 名前... 」


『 Aです!』


「 下の名前なんですね 笑 」


『 あ、わ、こういう場合 苗字ですよね!』







ちょっとぬけてるのかな?()








『 清水... 』

「 ともたかです〜 」

『 ともたかさん〜!』







そのあと色々と話をした。


彼女は 僕と同じく1995年生まれで

県外から引っ越してきたらしく

友達も静岡にいないと。




そのあと、僕がYouTuberという

特殊な職業に就いていることも伝えた。




カレーが無くなっても 話は続いて

彼女が 明るく天然な子だと分かった。





なんだろう、この久々な感じ。







『 ふふ、友達ができたみたいで嬉しかったです 』



「 もう ひとつの食卓を囲んだら 友達ですよ〜 」









ふと、この関係を続けたくて








「 また、ご飯作りすぎてくださいよ 」



「 ...で、また 一緒に食べましょ?」









こんなこと言ってしまった。


初対面だぞ、しかも男。


警戒されちゃう。







『 っ はい!』







え、いいの?








『 おとなりさん、じゃなくて 』


『 おともだち ですもんね 』








ああ、この子は危なっかしい。


放っておけないな。

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メロンソーダ専門店。(プロフ) - とっぽさん» とっぽさん はじめまして。店主好きな方にそう言っていただけるのはとても嬉しいです!拙い文章ですが、これからもよろしくお願いします! (2019年8月18日 23時) (レス) id: b96f8c5bac (このIDを非表示/違反報告)
とっぽ(プロフ) - はじめまして!もうほんとにメロンソーダ専門店さんのお話大好きです、!!私トマトクン推しなのできゅんきゅんですっっ笑 (2019年8月18日 8時) (レス) id: 8116b9573c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:メロンソーダ専門店。 | 作者ホームページ:http:/http://uranai.nosv.org/u.php/novel/kanako13111/?p=%B2%DA%BA%DA%BB%D2&&...  
作成日時:2019年8月12日 0時

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